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アジャイルに行こう!

Mind Map と脳科学

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脳科学から、マインドマップの有効性について書いてあるブログを発見。
http://blog.livedoor.jp/chemconsulting/archives/50287291.html

とってもざっくりと要約すると、

情報が、海馬体のフィルターから新皮質に蓄積される経路は2つある。

  1. 多シナプス経路
  2. 直接経路

「意味記憶・物体認知」系の情報処理は「直接経路」を使うが、マインドマップは意図的に「空間記憶・エピソード記憶」を入れ込むことで「多シナプス経路」を活性化し活用している。

ということだ。この「エピソード記憶」というものに興味がある。ぼくは、マインドマップをユーザインタビューを通してITで活用することの利点として、

  • 想起性(思い出せる)
  • 俯瞰性(全体を見れる)
  • ゲシュタルト(空いていると埋めたくなる)
  • 速記性(すぐかける)

というマインドマップの特性が活かせると考えている。特に、「想起性(evocativeness)」というのがこのエピソード記憶というものと対応するのだろうか?一度描いたマインドマップを後で見ると、「あ、あのとき、こういう状況で描いたものだ」と思い出しやすい。ぼくには、マインドマップがコンテキストをエンベッドして、脳の記憶フックとつながっている感覚なのだ。

まだ英語なんですが、このあたりを論文にしています。
http://jude-users.com/en/modules/weblog/details.php?blog_id=6

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