JUDE 3.0 意義
ゴールデンウィーク前に、JUDEの3.0を6月に販売開始する、というニュースリリースをしました(写真は、スイムレーンがマトリクスになった、新しいアクティビティ図です)。
http://www.change-vision.com/ja/pressrelease.html
大きな点としては、次の3つです。
- UML 2.0 に対応します。
- ProfessionalにEnterprise(チーム開発版)を統合し、値段据え置きとします。
- コミュニティサイトをはじめます。
まず、1ですが、新しくChangeVisionという会社ができ、今後JUDEはどうなるのか、という皆さんの期待と不安への回答です。すなわち、
「今後、JUDEはさらに発展を目指していきます!」の意思表示と受け取ってください。
実は、UMLの2.0は、平鍋としてはあまり魅力的な仕様ではありません。1.4のままでも、十分使えますし、複雑にすることでソフトウェアが使いにくくなったり、コストが掛かって価格が上がったりする弊害もあります。しかし、どうしてもUMLツールとして継続していくには、2.0に対応する必要があります。いつまでも1.x の仕様のままでは、「メンテナンスされていないツール」と市場から受け取られてもおかしくありません。私たちは、開発コストをかけてでも、最新の安定仕様には追従していく決定をしました。(ただし、MDAはやりません!あくまでも思考ツール、コミュニケーションツール、UML as Sketchを目指します)。あたらしいJUDEの仕様については、こちらをどうぞ。
http://www.change-vision.com/ja/new-jude.html
2については、Professionalの魅力を、さらに大きくしたいという気持ちです。UMLツールの世界標準を目指しているChangeVisionは、ライセンスやシリーズ構成を複雑にしてユーザを混乱させることなく、最大限の魅力を主力製品である、JUDE/Professionalに注ぎます。ただ、既存の Enterprise の利用者の方に不公平感を与えないように、救済措置を設けるつもりでいます。
3ですが、これは以前からこのブログでも言っている、「コンセプト・アウト/デマンド・イン」(ソフトウェア開発は、製品をメディアとした開発者とユーザの対話である)および、「トランスペアレントな開発とユーザの関係」(ガラス張りのそば屋モデル)を実現するものです。これまで、口にしてはいたもののの、なかなか具体的な施策として表現できませんでした。開発者のブログ、ロードマップ、はじめ、開発の状態を「透明に」していきます。
どうぞ、今後にご期待ください。
P.S.
あ、JavaOneにも出ます!来週出発です。(ジャストシステムとチェンジビジョンが日本代表です。なんだか、ニッポン代表ブルーハーツ!という気分で行ってきます)