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プロセス、戦略、人間学の視点からプロジェクトを眺めます。

体型を知らずに服をオーダーしてもしょうがない

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こんにちは。
プロセスデザインエージェントの芝本秀徳です。

「体型」です。

プロセスを改善しようとするときに、やってしまいがちな間違いについてです。

■ 「あるべきプロセス」から入ってはいけない

プロジェクトのプロセスを改善しようとするときに、やってしまいがちな対応は、

 いきなり「あるべきプロセス」を実行しようとする

ことです。

つまり、理想的なプロセスを定義して、それを守ろうとすることです。「いいじゃないか」と思うかもしれませんが、プロセスの改善がうまくいかない理由の多くは、ここにあります。

なぜ、「あるべきプロセス」から入ってはいけないか。

理想的なプロセスを「決めよう」とすると、「あれもやらないといけない」「これもやらないといけない」と、やたらと重いプロセスが出来上がります。しかし、それを実行できるかというと、その段階ではまだ人や組織の実行能力が追い付いていないのです。実行されないプロセスは、絵に描いた餅どころか、逆効果になることすらあります。そこに「ごまかし」が入るからです。

■ プロセスは「身の丈」にあわせる

プロセスはチームや組織の成熟度に大きく影響されます。プロセスは、身の丈に合ったものでなければ機能しません。いくら理想の体型をかたどった服を持ってきても、実際に着る人間の体型に合わなければ、服として機能しないのと同じなのです。

では、身の丈にあったプロセスをデザインするためには、どうすればいいのか。それは「身体のサイズを図る」ことです。つまり、「現行のプロセス」を把握しなければならないのです。いま自分たちがどのように仕事をしているのか。無意識に行なっていることまでを含めて、すべて表現します。すると、自分たちの体型がわかってくるのです。

自分たちの体型を理解した上で、「ここをもう少しサイズダウンしよう」「ここはもう少し筋肉をつけよう」と、プロセスを「決める」のではなく、「デザイン」するのです。

まず「自分の体型を知る」こと、それが改善の第一歩です。

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