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シリコンバレーで見たもの、感じたこと

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今月、サンフランシスコで開催されたRSA Conferenceに参加してきました。その最終日、シリコンバレーに行きました。 元々予定はしていなく、急遽決まった旅程でした。

シリコンバレーに行くのは私自身初めてで、これまで特別、行きたいという願望がなかったものの、サンフランシスコに向かう飛行機の中で映画「スティーブ・ジョブズ」を観ていたので、思わず高揚しました。

行きたかったのは、ジョブズのガレージ。そしてApple社のInfinite Loop、新社屋。Apple信者ではないけれど、アイザックソンのスティーブ・ジョブズの情景をいつか実際に体感したいとは思っていました。

今回は、一緒に行った仲間が車を出してくれたので、各所を回っていきました。
この記事では、特に印象に残った場所をご紹介します。今後、シリコンバレーに行く人のご参考になれば、と思います。

Apple社のInfinite Loop

Infinite Loop この記事に辿り着く人には、ご存知、クパチーノのインフィニット・ループ。ここで記念写真を撮る観光客もちらほらと。アップルストアもありますが、特別、惹かれる商品はなく。Appleの文字やロゴなどが入ったTシャツが売られていましたが、会社名の記載されたTシャツを仕事以外で着るセンスを持ち合わせていないので、眺めるのみ。 昔訪れたアーモンクのIBM本社の閉鎖的な空間とは大きく異なり、開放感のある本社でした。 ここを通っていたのだな、とベンチに座って入り口を眺めてみました。

Apple Campus 2

Apple Campus2
「この形なら、変化に富んだ、思いもよらない出会いも生まれるし、みんなが日の光を楽しめる」(ウォルター・アイザックソン「スティーブ・ジョブズⅡ」p.380)
カーブしたガラスがピッタリと継いでいくデザイン。 会社の価値を何世代も先まで示したいと希望した建物は、予定通り今年中に完成しそうでした。

ジョブズのガレージと最後の家

ジョブズのガレージ ジョブズのガレージがどの程度、実際に使われたかは様々な見解があるようですが、何かしら使われていたというガレージ。どの家のガレージも大きいので、作業スペースには最適なのだろうと感じました。

最後の家 こちらがジョブズの最後の家。 ガレージのある家も最後の家も、すでに所有者が変わっているとのことで、迷惑にならないよう、うろつきましたが、この辺りは映画のセットですぐに使えるような美しい街並みでした。どの家もデザインが異なり、余裕を感じます。最後の家は、絵本に出てくるような繊細な造りでした。

Plug and Play TechCenter

Plug and Play Plug and Play TechCenterは、シリコンバレーでスタートアップ企業を支えるインキュベーションセンター。PayPalなどを輩出。中を覗いてきましたが、幾つか日本企業もオフィスを構えていて、その夢を追いかける姿勢に真面目な気持ちになりました。自分もがんばろう。

IBMパンチカードのソータ

パンチカードのソータ 80シリーズ このブログで過去3回に渡って、ホロコーストとIBMパンチカードの関わりを取り上げましたが、シリコンバレーのコンピュータ歴史博物館に行った際に、パンチカードのソータの実物に出逢いました。 こちらの写真は、1925年製のType 80 Card Sorterです。 予想していなかったので、不思議な繋がりを感じました。 他にもHPのガレージやスタンフォード大学、インテル社、ジョブズやビルゲイツもここで契約書を交わしたというオシャレなレストランなどを回りました。

ITのルーツを感じる地域へ訪れたことで、普段扱う製品やサービスへの向き合い方にも何かしら心構えが変わりそうな気がしている年度末この頃です。
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