新機能タイムラインでFacebookのポテンシャルが明らかになった
今朝から僕の Facebook のニュースフィードはある話題一色に染まっている。その話題とは昨日 Facebook が一般ユーザーに解放したタイムライン機能だ。
この「タイムライン」というキーワードから想像されるのは、当然ながら Twitter の"あの"タイムラインだけど(少なくとも僕の中では)Facebook のタイムラインは想像を大きく超えるキラーファンクションだった。
Facebook のタイムライン機能はこれまで僕がポストしたテキスト、写真、アクティビティーなどがプロフィールページに表示される。当然ながら僕の登録日や最初の投稿まで遡ることができ、わかりやすく時系列にビジュアル化されている。
ということで僕のタイムラインを遡ってみると、僕は2007年9月10日に Facebook に登録し(その間もろもろあり)4年と3ヶ月間を経て現在に至っているようだ。このタイムラインにはプロフィールの学歴、職歴も掲載されており、ちょいとしたライフログが形成されている。
つまり、つまりだ。なんと約8億人分のパーソナルなビッグデータが Facebook のストレージには蓄積されていることになる。この8億人の巨大なビッグデータを(もちろんプライバシーを保護した上で)うまく解析・活用できる Facebook は、とてつもないポテンシャルを持っていることになる。
もちろんこのことは、おそらくみんな気づいていたと思うけど、このようにタイムラインとしてビジュアル化されると妙に現実味を増すんだなぁ。
後藤康成(ごとう やすなり)
フィードパス株式会社 CTO
シリコンバレー・ベンチャーを経て2000年ネットエイジ入社。ネットビジネスのインキュベーション案件およびテクノロジー投資案件などを担当。技術開発担当取締役、ngi group 執行役CTOを歴任しビジネス&テクノロジーと幅広い経験を持つ。2005年クラウドからビジネスアプリケーションを提供するフィードパスを設立する。ブログエンジン、Zimbraの日本市場展開。現在ビジネススケジューラーのfeedpath Calendar事業統括を担当。 著書として「Web2.0 BOOK」など。自身のブログはBlogot Twitterアカウントは got