Twitterから自分メディアをつくれるキュレーションサービスpaper.liが熱い
ここ最近「キュレーション」という言葉がネットメディアで多く見かけるようになりました。この「キュレーション」、これまで聞きなれない言葉ですがネイバージャパンの森川社長の言葉を借りると、キュレーションとは「情報を価値付けし、情報と情報をつなぎ合わせて新しい価値(文脈=コンテキスト)を生み出す」ということです。昨年後半から注目を集めている「NAVERまとめ」はキュレーションサービスということになります。
ご存知TwitterやFacebookを利用しているユーザーは、まさしくキュレーションを行っているのです。インターネット上には多くのニュースや情報が溢れています。ニュースに個人の意見を付加しネット上にます。ソーシャル・ネットワークを通してその情報に共感したユーザは「ReTweet」や「いいね」という行動をとることで情報に価値が付加されるということになります。
僕が昨年末から注目しているサービスにPaper.liというサービスがあります。このpaper.liは自動的にキュレーションを行ってくれるサービスです。paper.liは、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーク上で共有されているリンクから記事を収集し、読みやすい新聞形式に再構成して提供するサービスです。
ちなみに僕は昨年の12月から、ネット系の記事を中心としたメディア「Blogot Press」とF1ニュースの「Blogot Formula One」という2つのメディア(新聞)を公開しています。
始めるに当たりむずかしい設定は不要です。立ち上げ時に「TwitterのフォロアーのTweet」、「特定のハッシュタグのTweet」、「特定のリストのTweet」のいずれかを指定するだけで毎朝あるいは毎朝毎夕自分の関心のあるマイニュースメディアを自動的に構築公開してくれます。
このPaper.liを運営しているのはスイスのローザンヌにあるSmallRiversというスタートアップベンチャーです。paper.liは、現在アルファバージョンであり日々機能追加や記事のクオリティーの改善が行われています。2月には日本語にも対応しました。
今後の成長が楽しみです。
後藤康成(ごとう やすなり)
フィードパス株式会社 CTO 兼 feedpath Calendar 事業統括
シリコンバレー・ベンチャーを経て2000年ネットエイジ入社。ネットビジネスのインキュベーション案件およびテクノロジー投資案件などを担当。技術開発担当取締役、ngi group 執行役CTOを歴任しビジネス&テクノロジーと幅広い経験を持つ。2005年クラウドからビジネスアプリケーションを提供するフィードパスを設立する。ブログエンジン、Zimbraの日本市場展開。現在ビジネススケジューラーのfeedpath Calendar事業統括を担当。 著書として「Web2.0 BOOK」など。自身のブログはBlogot Twitterアカウントは feedpath
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