遠足のおやつに見る「男らしさ」 〜最近の果物の価格に複雑な思い〜
「お菓子は300円まで。」「バナナはおやつですか?」「お弁当と一緒ならおやつではありません。」などなど、子供の頃、遠足が近くなると、お菓子の買い出しにソワソワしたものである。自分も毒々しい色で10〜30円のお菓子をちまちま買ったものである。
先日、長男(7歳)の遠足の前日の出来事。
パパ「そういえば、おやつ買った?」
長男「買ってないよ」
とのこと。
夕方遅くに一緒に買いにいくことにした。が、本人はあまり乗り気ではない。
パパ「おやつは何にするの?決めた?スーパーがいい?コンビニ?」
長男「どこでもいい・・・近いところ・・・」
とテンションも高くない。
パパ「元気ないじゃん」
長男「おかし、いらないよ」
パパ「えっ、いらないの?本気かよ!?」
小さい頃から、いわゆるお菓子はあまり食べさせていなかった。未だに、長男なガムは食べられず(くちゃくちゃ出来ず、食べてしまうのが怖いらしい)、炭酸飲料も飲めない(シュワシュワが辛いらしい)。甘いお菓子は、甘すぎてダメとのこと。ずっと、みかんやりんご等、果物ばかりあげていたので、おせんべいすら食べないのである。どちらかと言うと食わず嫌いなのである。
とは、いうもののみんなお菓子はもっていくだろうし、持っていかないのもなんなので買う事にした。大型ドラッグストアまで歩いていく途中でよくよく聞いてみると
長男「ん〜、ポップコーンかな・・・でも、食べきれるだけしかダメなんだよ〜、全部食べられないから・・・」
結局、お菓子売り場でバター醤油味のポップコーンを半ば強引に買って
パパ「残したら、そのまま、持って帰ってくればいいんだよ。」
長男「ん〜、フルーツがいい・・・缶詰とかダメ? あっ!でも、缶詰一人で開けられないからな・・・」
とお菓子よりも、果物がいいと尚もテンション低めで言い始めた。
仕方なく、隣接する小さなスーパーに行き、
パパ「好きな果物なんでもいいぞ!」
と言うと、持ってきたのは「スイカ」。お弁当には微妙である。(しかも、果物じゃないし・・・)結局、スイカを断念させ、オレンジ、アメリカンチェリー、メロン、イチゴを買って、本人はご満悦である。妻に事情を話、たくさん、果物を入れてもらうようにした。
結局、お菓子は、
と、自分の子供の頃の遠足のおやつと比べると、7歳にして極めて「男らしい」遠足のおやつである。(しかも、案の定、残して帰ってきた。)
・・・
遠足のおやつの話からは逸れるが、少々、驚いたことに、最近一部の果物が異常?に安い。イチゴとメロンは激安である。理由は、あまり言いたくないが、茨城県産による諸般の事情のようだ。
イチゴは、1箱4パックで小粒ながら480円。(120円/パック)。
メロンも、150円/個以下である。
我が家では、最近、毎日のようにてんこもりのイチゴを食べ続けている。個人的には、幸せな日々である。