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地方都市のおじさんが思う「家族と仕事とお勉強のワークライフバランス」

本田直之著『7つの制約にしばられない生き方』で思ったこと 〜家族に感謝〜

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 好きなとき、好きな時間に、好きな仲間と、好きな仕事をする。なんら制約もなく、自分で自分をコントロールできる人は、むしろ少ないようにも思える。

 私自身、今は週に2日の会社勤務であり、週3日はいわば好きなことをしている。本を読んだり、勉強したり、人と会ったり。お気楽に思えるかもしれないが、それはそれで、結構しんどい。自分自身も、さほど強くないので、やはりどこかに所属している安心感を求めることもある。無論、経済的にも裕福ではない。

 ふと、先日、新聞をみると2面下段あたりの本の広告に、本田直之氏の『7つの制約にしばられない生き方』が目に入った。同氏の本は、以前、レバレッジものを数冊読んだことがある。帯のキャッチは、こんな感じでだった。

 ・ なぜ、満員電車に乗るのか?
 ・ なぜ、社会人はスーツにネクタイなのか?
 ・ なぜ、毎朝決められた時間に会社に行かなければならないのか?

 誰もが、一度は考えたことがあると思う。
 私も、通勤には片道で2時間以上はかかるし、不運にも電車で席に座れないような時には、朝の2時間で全てのエネルギーを使い果たしてしまうような気にもなる。(無論、帰りは座れないことの方が多い・・・)

 常識を疑い、自分自身を持つことは、口に出してはみるものの、それはそれで結構しんどいと思う。少なくとも、決して楽なものではなく、楽でないからこそ、多くの人が制約に縛られている環境にいるのだと思う。(逆説的に言うと、みんな縛られたいのだ。当然の如く、私も多少はそう思うこともある。)

 制約にしばられない生活を目指したい!という方もいることと思う。著名な方なので、私が言うこともないが、本田氏はレバレッジコンサルタントであり、複数の会社経営をしながら、日本とハワイの二重生活を実現している方である。

 同氏が示す「制約にしばられない」ための考え方やスキルについて、詳しくはこの本を読むと良い(すぐ読み終わります!)と思うが、なんとなく思ったことを箇条書きだが、書き留めておく。

 ・流される力(ドリフト力)
   環境の変化に、時に拒むことなく、柔軟に対応し、挑戦してみるということ。
   スタンフォード大のクランボルツ教授の「計画された偶発性理論」のことで、本では『その幸運は偶然ではないんです!』がある。そう言えば、数ヶ月前に読んだような気がすると思い、積み重ねた本の山を見たが見当たらないので、後で探してみようと思った。

 ・覚悟する/リスクを受け入れる
   大学院進学を決めたとき、当時の常勤職を辞めての進学とした。雇用があまり流動的でない日本においては、いろいろな意味で不利になることが少なくない。(このあたりは、非常に残念なことだとも思う。)我ながら、選んだのだから、「自分で、覚悟したということだ!」と思い直してみた。

 ・家族の理解を得る
   今や、二人の子供もおり、今の状態も家族の理解があってのことと、改めて妻や義父母に感謝したいと強く感じた。

 こうやって、綴ってみると、メッセージとしてなんだか、「制約があったほうが幸せですよ」との色が強くなってしまったような気もするが、私自身としては、妻に感謝しつつ、「計画された偶発性理論」として、今の環境を、良い方に理解して、良い機会として活用していきたい。

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