ビジネスゲームで考える「儲ける力」の計り方 〜ワークショップ、ご参加ありがとうございました!〜
先週金曜日のこととなりますが、オープンワークショップ・2回目として開催しました。
お集りいただいた皆様には、本当に御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、今回のオープンワークショップですが、1回目を前半、今回の2回目を後半として、次のようなストーリーで組み立てました。
前回(2011年5月20日)では・・・、
店舗経営型ネット対戦型ビジネスゲーム(自作)で、価格設定、商品の仕入れ、広告費や社員教育への投資など経営疑似体験をしていただきながら、ゲームはゲームとして楽しみながら優良企業を目指して、経営的な視点での意思決定をしていただく。また、経営の意思決定に参考にする損益計算書や貸借対照表などの財務諸表に触れながら、エンジニアとして普段は馴染みのない「お金の流れ」について、関心をもっていただく。
今回は、前回のビジネスゲームで得られた経営結果となる財務諸表を下敷きにしながら、今回のテーマとして『「儲ける力」ってどうやって計ればいいの?』について、Q&Aを交えながら、私なりに解説していきました。
以下、当日の流れをざっくり、ご紹介します。
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ゲームでは、利益剰余金の金額をもって、経営の良し悪しを判断(ゲームの勝敗)としました。
しかしながら、極々普通のビジネス、特にニュースにて、利益剰余金が新聞の見出し(リード)を埋めることは非常に少ないかと思います。多くして、利益、売上が先行することと思います。また、実務においても、「売上目標○○」がもっとも馴染みがあると思います。
そこで、参加者の方々に次のように投げかけました。
「日本を代表する企業であるトヨタ自動車ですが、2008年度にて、利益剰余金、つまり、税金払って、株主に還元した後に会社に留保されている、これまで積み重ねた利益(もちろん、増減もしますが)は、どのくらいでしょうか?」
「・・・・」
「では、桁でいいですよ! 10億円? 100億円? 1000億円? ・・・」
皆様はどのくらいの額だと思われるでしょうか?
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↓
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「正解は、約12兆円です!」
「え〜、(数字、数多くて、読めないよ・・・)」
一方、家電量販店として有名な「ヤマダ電機」ですが、かねてから業界初の売上2兆円を超えたとのニュース/新聞記事もあったかと思います。
つまり、企業/組織において、儲けるということに対する目標は、さまざまな設定があります。
では、少しずつ、詳しく説明していきましょう!
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このような導入でワークショップを開始していきました。 明日も引き続き、ワークショップで触れた内容を綴りたいと思います。