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地方都市のおじさんが思う「家族と仕事とお勉強のワークライフバランス」

修士論文提出、お疲れさまでした 〜脳で汗かき〜

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 1月中旬は、どの大学院も修士論文提出のピークとなっていると思う。私の場合、社会人向け大学院在籍時には1月2週目の祝日の翌日(11日あたり)であったし、一般の大学院在籍時は1月20日あたりであった。

 提出は単に製本した論文以外に、要旨や申請書、場合によっては履歴書なども必要で、関連書類を用意するにも1日仕事になる。あまく見ると、前日(もしくは前々日)あたりから貫徹状態となる。自分も、最初の大学院時代には心底痛感した。

 社会人向け大学院では、研究室に所属するも、実際に指導を受けるのも多くて週1回でその他の時間は研究室とも接点はほとんどない。研積極的に意欲ある学生を集める(リクルート)する先生の研究室では、モチベーションの高い学生も多く、勉強/研究への意欲も高い。指導教官も、学外の企業と連携したプロジェクトを押し進め、学生への研究テーマとして提供し、成果物としての研究結果をもって企業に報告している。発展的に学会発表などを通じ、企業側にも広報としての大きな効果/貢献があるであろう。
 私の在籍している研究室でも、多くのプロジェクトが進行し、また、学生の意欲も高い。また、半数の学生は、公認会計士試験の勉強を並行して進めている。彼らの勉強量は、何外れたものではなく、本当に感心する。研究室にて、ただ、面白可笑しく過ごすことはなく、互いに切磋琢磨し、同じ目標に向けて積み重ねの日々である。
 ある意味、活気ある研究室は、さながらベンチャー企業に近く、個々のモチベーションの高さが原動力にもなっているのであろう。

 修士論文(や、学部生の卒業論文)にあたっても、互いに赤入れ(修正すべき箇所の指摘)のみならず、探索タイプのデータ分析など、多少の力仕事は組織力をもってして互いに協力しあう部分もある。そのような面では、社会人向け大学院ではなかなか味わえない面であろう。

 先週より、修士論文の赤入れをしてきたが、重厚な内容に感服した。参考文献も200を超えており、15万字近いボリューム(文庫本1冊なみ)は、読み応えもあった。脳の汗を書いた跡を感じる大作も、昨日がその提出日であった。微力ながら、手伝いをしてきた全ての修士学生も、(締め切り直前にて)なんとか無事提出できた。

 今月末には、提出した論文の最終試験がある。研究室の皆さん、最後のディフェンス、頑張ってください!

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