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MySQLスタッフ、オーストラリアヴィザ取得でトラブル

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MySQLを率いるKaj Arno氏によると、MySQLのスタッフがオーストラリアで開催されるLinuxイベントに出席するために入国ヴィザを申請したところ、拒否されたのだそうだ。MySQLは当初の予定よりも縮小した形で同イベントに参加するという。

Arno氏によると、過去にもロシアやウクライナ国籍を持つMySQL開発者が、欧州や米国の入国でトラブルがあったことがあったという。逆もあり、フィンランド人のArno氏がロシアに入国するのにもめたことがあったようだ。

国籍で行動が制限されてしまうというのは、非常に残念なことだが、いまのところ現実だ。私が昨年9月に参加したNokiaのイベントでは、東南アジアのNokia社員がフィンランドのヴィザがとれず、結局不参加となった。社員が本社にこれないなんて、変な話だ。まだまだある。スウェーデン入国の際、飛行機を降りて入国審査で並んでいたところ、私の前の人が止められて別の部屋に連れて行かれた。この人物は、中近東の国のパスポートを持っていた。また、以前、国籍が違う友人と英国に行った際、友人だけ止められたことがあった。犯罪人だったり書類が不備というのならわかるが、私の友人も、スウェーデンで止められた人物も、どこの国のパスポートかで判断されて質問が長くなったとしか思えない。日本でも同じようなことが行われていると聞く。残念だ。

*とおるさんのコメントを受け、最後の一文を削除しました。末岡

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