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フランスの2007年1世帯あたり通信費用は月93ユーロ

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2007年度、フランスの1世帯あたりの通信費は毎月平均して93ユーロだったという。比率が最も多いのは携帯電話。携帯電話を利用した通話やデータ通信に月平均55ユーロを払っていたという。

これはフランスの通信規制当局にあたる電子通信・郵便規制機関(ARCEP)が発表したもの。それによると、2007年の1世帯あたりテレコム支出は93ユーロ。数字は毎年上昇しており、前年は92ユーロ、2年前の2005年は85ユーロで、1998年は45ユーロだった。

93ユーロの内訳は、固定電話22ユーロ、インターネット16ユーロ、携帯電話55ユーロ。比率に直すと、それぞれ23%、17%、60%となる。固定電話のパイは予想通り安定して縮小しており、モバイルは1998年の9ユーロから約6倍増と目覚しい拡大だ。

職業別には、退職者の利用が少なく61ユーロ。インターネットに7ユーロ、固定電話に27ユーロと、既存の通信手段をよく利用していることがわかった。

それにしても、日本と比べると安いですよね?

*最初に掲載時、「1世帯」を「1人あたり」としていました。2月24日に訂正しました。

Comment(7)

コメント

KAKERU

本当ですね。日本に比べると相当安いですね。
フランスは他の物価が高いイメージがあるので
通信費用も高いと思ってました。

mohno

固定電話やインターネットも、「1世帯あたり」ではなく「1人あたり」なのでしょうか。そこでだいぶ違うと思うのですが。

sueoka

mohnoさん、

ご指摘ありがとうございました。
正確には、固定、インターネット、携帯電話ともに「1世帯」でした。失礼いたしました。本文も「1世帯」に書き直しました。

末岡

総務省の資料(http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060801_3.html )によると、2005年の数字ではあるのですが、定額制インターネット(DSL)はパリよりも東京の方が高速&低額ですね。固定電話の基本料はほぼ同額で、加入時一時金は東京が高いですが、通話料は安いです。携帯電話も、東京の方が同額か安いですね。
この記事との違いは、総務省の資料ではモデルを想定して比較しているのに対して、この記事では実際の支払額を調査しているためだと思います。日本の支払額が高いのは基本的なサービスの利用料が高いのではなく、たとえば着うたのような有料サービスが充実して活用されているため、という見方ができるでしょう。

mohnoさん、さすがスルドイですね。1年前ぐらいなのでうろ覚えですが、携帯電話の音声の通話料は、日本は高くない部類に入ります。しかし、iモードなどのデータ通信のARPU(Average Revenue Per User)は、世界でもダントツ、図抜けて高いです。そのへん、総務省の情報通信白書2007年版あたりで確かめられると思います。
携帯電話データ通信のARPUは、auで月6000円ぐらいだったかな?これに音声が加わるので、合計では世界でみてもかなり高い部類になるはず、だと思ったけど…。

コメントありがとうございました。

固定ブロードバンドは以前のエントリ(http://blogs.itmedia.co.jp/eu/2007/08/oecd_c958.html)で書いたように、日本は速度、価格ともに世界でトップクラスですね。

固定電話通話料金に関しては、こちらでは国内・一部海外の固定電話への通話料を無料としているISPがほとんどで、実際の利用を見ると、日本が安いとは単純には言い切れないかもしれません。

携帯電話の料金は、日本は高いといわれています。mohnoさんのおっしゃる通り、有料サービスの利用にユーザーがお金をはらっているためだと思います。ETREで見せていただいたイー・モバイルの千本氏のプレゼンでは、日本のARPUは2006年55ドルだったと思います。ARPUでデータ通信が占める割合が30%を超えているというのは、先日のMWCで聞いた話。日本は、海外のモバイルオペレータがうらやむ市場です。

mohno

日本のキャリアが新たな市場の開拓に精力的だったからでしょうね。たとえば、米国では音楽配信市場における iTS のシェアは70%くらいあるそうですが、確か日本は 5% くらいのはずです(ニュースが消えてしまっているのですが)。実際、9割は携帯向けです。

音楽配信の市場規模で見ても、米国は19.8億ドルだそうですが(昨年)、日本は約7億ドルですから、GDP比(約3倍)を考えると、同等以上という状況です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080109/290708/
http://www.riaj.or.jp/data/download/2007.html

i-mode なんて画期的な仕組みを、元お役所(失礼^_^;)の NTT ドコモが実装したってところも、とても興味深いですね。

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