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来年のCeBITは規模拡大

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先週パリ市内にて、来月3月にドイツ・ハノーバーで開催される世界最大級のICTイベント「CeBIT」の概要説明会がありました。CeBITを主催するDeutsche Messeが、来年の規模、欧州のITなどの調査結果をもとにトレンドなどを説明しました。それによると、

展示面積 312,500平方メートル(2005年:307,708平方メートル)
出展者数 6350社(2005年:6246社)

と来年は規模が少し大きくなるようです。ちなみに、国別にみた出展者数ですが、日本からの出展者はマイナス6社で合計31社となっています。ドイツ(3020社)を除くと、最多は台湾の766社。アジア中心という近年の傾向は、来年も変わらずのようです。

世界最大を自称するCeBIT、その根拠は、展示面積や出展者数、来場者数(2005年は47万4000人以上)でいずれもトップとなっているからです。展示面積2位は米ラスベガスで開催されるCES Winter、そしてドイツ・ベルリンで開催されるIFAと続いています。

CeBITはハノーバーにあるMesseで開かれますが、ドイツは主要各都市にMesseがあります。CeBITがあまりに広いので、ドイツ最大のMesseはハノーバーかと思ったのですが、実は先日レポートしたフランクフルトが面積では最大だそうです。

CeBITは毎年、首相が前夜祭でオープニングを宣言するのですが、今回は新しく就任したアンゲラ・メルケル氏が登場するのでしょうか。楽しみです。

CeBITと聞いてもう一つすぐに思い浮かぶことに、宿の問題があります。CeBITには2年連続して参加しましたが、毎年これが頭痛の種です。この説明会はフランスの報道関係者を相手に開催されたのですが、隣にいた人も同じことを言っていました。私は、斡旋業者を通して民間の人の家に泊まっていますが、毎年同じ人にあたるとは限らず、そのたびにその人の家の行き方、そこからMesseまでの行き方を覚えなければなりません。昨年は泊まらせてもらった人があまり英語が得意ではなく、そういった苦労(?)も考えられます。もちろん、多くの場合、インターネット接続なんてことは無理です。今回は早めに予約をしてみよう・・・。

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