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情報過多社会の企業の姿勢は?

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情報がない時代、企業は入手できない情報を得る事に価値を感じていました。情報を得る事により、その情報を模倣したり、応用する事によって新しい取組が出来ると信じて。

そして、情報過多社会の現在、Web2.0的な例で言えば、新聞の1日の情報量が1000万文字に対しブログメディアの情報量は100倍とか言われる情報の洪水の中で、企業は情報を整理することにあっぷあっぷになっているように感じます。

そんな状況のなか、コンサルの現場では、”xxを知りたい”系の相談が多く舞い込んできます。最近で多いのはNGNって何ですか?Web.2.0って何ですか?的なもの。勉強会と称されるものは、ほとんど”xxを知りたい”系から発しています。そこからプロジェクト化されることもあります。

しかし、不肖Ericは、疑問なのです。それこそ、自分でやればいいのではないかと。高いお金を出して外部に頼むようなことなのか?と思うわけです。そもそも僕らコンサルタントも価値を発揮しにくい。処理能力の切り売りみたいな、、、。

ちなみに情報の収集・整理を外部に委託しエキスだけを吸収する事は一見効率的に見えますが、実は整理する際に接した情報(成果としては割愛された情報)が蓄積されると、無意識のうちに大きなアイデアの源泉になってきます。これは単純作業ではなく、得られるものは大きいと思うわけです。コンサルタントが若いうちに徹底的に情報収集と整理に時間を費やすのは、単に面倒な仕事を押し付けられているのではなく、そこから得られるものに対する期待があるからです。

やはり”xxを知りたい”ではなく、xxで企業はどう変わるべきかという議論をしたいものです。(もちろん、勉強会の中で、そういう方向に持っていくようにはしていますが、企業の姿勢として前向きな議論を前提にしてほしい、、)その時の議論の核となる様々な視点や考え方は我々のお得意芸ですので。

Eric

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Web2.0ERP

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