1つの文では1つのことだけを書こう
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最近ある会社で研修をして事後課題として「障害報告を図解レポートで書く」という宿題を出したのですが、その解答を見ていて目立った「わかりにくい文」の典型的な例の1つです。
障害報告をする時にはよくやりがちなんですが、「本来はこうあるべきだが、実際にはこうなっていた」 という書き方、よくありますよね? 自然な発想でつい書いてしまうものですけど、こういうふうな「1つの文で2つのことを説明する」書き方はやらないほうがいいんです。
「1つの文で1つのことだけを語る」=単文、を使って書くようにしましょう。
特に複文のほうは「係り受け」の構造が複雑化しやすく、読み取りにくい文を書いてしまいがちなので、使わないことが望ましいです。
障害報告というのは「本来」と「実際」という2つの情報がたいてい出てくるので、ついつい混合文で書いてしまいがちです。
というわけで、私がいつも言っていることですが、ラベルつき箇条書きを使いましょう!
(当記事は筆者の公式サイトの「ラベリングの基本 #5 単文推奨の原則 」という記事をもとにしています。公式サイトでは他にも図解/文章/説明する技術についてのノウハウ・事例を掲載しています)
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