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例題:ガソリンスタンド併設カフェの休業案内

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技術屋のためのドキュメント相談所・所長の開米です。

今回はある場所で見かけた「わかりにくい文書」の改善例題を出してみましょう。

とある住宅街の一角にあった、ガソリンスタンドとその併設カフェが改装工事のため休業することになりました。そこでその休業案内を掲示していたのですが、簡単な情報なのに、わかりにくいものになってしまいました。

下記休業案内の書き方の何が悪いのでしょうか? 考えてみてください。(本来は国語教育でこういうワークをやるとよいのですが)

スライド1.JPG

ヒントは・・・
客層を大まかに2種類(または3種類)に分類して、それぞれに必要な情報だけをまとめるようにすると、わかりやすくなります。

答えは・・・・

解答1(クリックでJPG画像が開きます)

あとはこれに少し手を加えてやると完成ですね。

解答2(クリックでJPG画像が開きます)

おそらくこの事例は、店を運営する側の人員シフト計画を考えた時の発想でそのままお客様向けの文書を書いてしまったのではないかと思われます。

住宅街のガソリンスタンド併設カフェなので、客は「給油が目的で来る人」「カフェが目的で来る人」「その両方」に分かれます。その目的の違いに応じて情報をまとめたほうがわかりやすいわけですね。

情報は読者の意識に応じて構成しなければならない、という事例でした。

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