男性は非リア(実生活が充実していない人)を雇うほうがいい?
»
クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
ちょっとバタバタしているため今回は短めの記事を簡単にご紹介。とはいってもHarvard Business ReviewのHBR Blog Networkに掲載された統計記事です。
Men's Self-Esteem Drops When Their Female Partners Succeed
フロリダ大学のKate A. Ratliff教授と、バージニア大学の大石繁宏教授による共同研究によると、implicit self-esteem(暗黙的に感じている自尊心)について0~0.7の尺度で測るテストにおいて、
Men who were told their romantic partners had scored in the bottom 12% on a test felt better about themselves, unconsciously, than those whose partners were said to have scored in the top 12%
男性の恋愛におけるパートナーが〔仕事のパフォーマンス(成功度合い)に関する〕テストにおいて下位12%に入っている人のほうが、テストにおいて上位12%に入っている人と比べて、無意識に自分自身についてよりよく思っている〔つまり自尊心がある〕。
という結果が明らかになったそう。さきほどの尺度では0.47と0.25の差だったとのこと。
逆に女性に対する実験ではさほど有意の結果は出なかったそうで、性差でいうと男性の自尊心のみが恋愛関係にある異性の成功度合いに影響を受ける、という、ちょっと驚きの結果に。
両教授によると、
Because men are generally more competitive than women, they may be more likely to interpret a partner' success as indicating that they are somehow deficient
男性のほうが女性に比べると一般的により競争心が強いため、パートナーの成功を自分自身のなんとなくの不完全さの証としてとらえがちなのだろう
とのこと。
これで採用の判断が揺らぐことは無いとは思いますが、一応こういう心理学の研究結果がある、ということを覚えておくと、何か役に立つことがある、かもしれません(笑)。
そして、世のバリキャリ(キャリアに対して意欲が高く猛進されている)女性の方々は、時間がなかなか取れない中大変だとは思いますが、うまくパートナーの男性を持ち上げて、自尊心を高めてあげておいていただけるとありがたく(笑)。
すみません、本日は短めで。お読みいただきありがとうございます!
~
当社ウェブサイトにおいて業務内容として明記はしておりませんが、組織が求める人材像を規定し、コンピテンシーなどの要件を定義していく中で、採用面の支援を行うケースも多々あります。今必要な人材が取れていない、本当に必要な人材のスペックを明らかにしたい、等の課題をお持ちであれば、ディスカッションからで結構ですのでお気軽にお問い合わせいただけば幸いです。
以下は当社の書籍の紹介です。
この新著では、根本的な改革においては組織内の構造にメスを入れるべきという理論を展開しています。
当社が最初に出版した本書は長らく絶版となっていましたが、このたび、同文舘出版の厚意により、出版権フリーの著作として無料公開することが可能となりました。全文をPDFでお読みいただけます。
SpecialPR