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人事・組織領域を専門とする、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティング担当です。人事・組織・マネジメント関連情報をお伝えします。人事やマネジメントの方々にとって、未来の組織を作り出す一助になれば大変うれしいです。

未来の人事に必須のスキル(先日のちょっと詳細版)、そしてこのブログの未来について

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クレイア・コンサルティングの調です。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、年末のエントリでご紹介した、Dave Ulrichによる未来の人事に必須の6つのコンピテンシーに関する記事が、人事の王道サイト、TLNTにて取り上げられていました。


Ulrich Group Study Points to 6 "Must Have" Competencies for HR Success
ウルリッチのグループによる研究が、人事の成功のために"必携"の6つのコンピテンシーを明らかに

http://www.tlnt.com/2012/01/03/ulrich-group-study-points-to-6-must-have-competencies-for-hr-success/


主要な6つのコンピテンシーの、より具体的な定義は以下のものだそうです。

  • Strategic positioners who understand evolving business contexts, stakeholder expectations and business requirements, and be able to translate them into talent, culture and leadership actions.

  • Credible activists who build relationships of trust and have a clear point of view about how to build business performance.

  • Capability builders who define, audit and create organization capabilities required for sustainable organizational success.

  • Change champions who initiate and sustain change at the individual, initiative and institutional levels.

  • HR innovators and integrators who look for new ways to do HR practices and integrate those separate practices to deliver business solutions.

  • Technology proponents who use technology for efficiency to connect employees and to leverage new communication channels, such as social media.

以前のバージョンでは最上位にあったCredible activitstが2番目に位置付けられ、(おそらく)最上位にStragetic positionerが位置付けられているのは、よりビジネスに対する人事の責任が増したことを意味するものと思われます。

また、前回まであったCultural Stewardが消えてChange Championになったり、Strategy architectがCapability builderとより具体化したところなど、注目に値するポイントですね。

そして特に、前回Operational Executorと通常のオペレーションと一括りにされていたテクノロジ関連のコンピテンシーが、新たにTechnology proponentと独立して設定されたあたり、昨今のモバイル/ソーシャル採用の隆盛や、SalesforceによるCareerBuilderの買収など、人事におけるテクノロジの重要性の増加を指し示しているものと言えるのではないでしょうか。

記事では、この研究に関連した調査である、Human Resource Competencies: Rising to Meet the Business Challenge (正式発表は今月末とのこと)の一部分を引用していますが、特に目を引くのは以下の部分。

The business context required to succeed has raised the bar on HR professionals. HR professionals who would have succeeded 30, 20, or even 10 years ago would not be as likely to succeed today.

これから本当に活躍するのはどのような人事なのか。はたして専門家としての人事なのか、それとも全く異分野のバックグラウンドを持った人のほうが活躍できるのか。そして何よりも、どのようにすれば人事が事業にきちんと貢献できるのか。今年も引き続き探っていきたいと思います。お付き合いいただければ幸いです。

~・~・~

さて、昨年4月より誠ブログに仲間入りさせていただき、勝手ながら目標を「(長期休暇を除く)営業日に毎日更新する」というところに置いて約8か月間運営をしてまいりました。
残念ながら私事にてお休みをいただいた1日だけブランクが出来てしまいましたが、このエントリを書く前の時点で163ものエントリーを出させていただくことができました(一応エントリ数は暫定2位ですが、私はサラリーマンなので独立してやっておられる他の方と比べるのは申し訳ないところです)。まぁ、質より量、という点があったことは否めないのですが。

そして今年の運用方法については、年末年始を含めてうんうんとうなって考えているところものの、まだ結論は出ておりません。(ところで社内では、調、お前ブロガーでなくマーケッターをしろ、という意見もちらほら...(>_<))

そこで、今のところ考えているのは、これまでのように海外記事の一部分の直訳(いわゆる抄訳)を行うというよりは、訳ではなくその内容が意味するところを推察しながら、未来の人事の方向性について課題や論点を提起していく形にできれば、という若干の方向転換の試みです。今回ちょっと試してみました。短すぎてわかりにくいですけどもね。まだ慣れてませんね。。。

また、別件がいろいろと立て込んでいることもあり、更新頻度は週2~3回ほどに落ちていくかと思います。陳謝。

その代りに、と言いますか、主眼としては、ブログの各エントリの質を向上させ、より人事やマネジメントに携わる方々に有益 and/or 実用的 and/or 未来展望的アウトプットが出来ればなぁ、と考えている次第です。何卒ご了解いただきたく。

いや、英語読むの面倒だからちゃんと和訳書けこのやろー、というご意見も多々あるかと思いますが(笑)、いろいろと実験をしていきながら、ちょうどいいポイントを探っていければと思いますので、引き続きご愛顧いただければ幸いです。是非英語の勉強にもご活用いただければ!

テーマとして海外記事を元にした未来の人事(とその周辺分野)を扱うという部分については変更は考えておりません。

また、ブログだけでなく当社サイトももう少しアクティブにしていきたいと思っております。

本年最初のエントリは、なんだか言い訳めいた感じになってしまいましたが、重ねがさね、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Twitter(@creiajp)は多少プライベートを潰してでも(涙)更に力を入れますよっ!↓

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