iPhone版MODIPHIが「だら見」に最適な件
Speed Feedの小川浩さんの会社、モディファイが開発したフィードリーダー。といっていいのだろうかと思うくらい底知れないWebサービスですが、これがiPhoneにフル対応しました。さっそく試してみたんですが、これがすごい。
Feedpathのときからするっと動くユーザーインタフェースは面白いなあと思っていたんですが、iPhoneに最適化されたMODIPHIは、よくなついたペットのようにフィットしてくる使い勝手です。
まず、操作に使うのは基本的に親指オンリー。画面を下にスクロールしていくだけ。つまり、親指を上方向にフリップしていく。これだけで、登録したフィードのタイトルがずりずりと表示されていきます。
「お、ちょっと読みたいな」と思ったら、そのタイトルをタップすれば、概要がまず表示され、その下には記事の全文が表示されるのです。対応していないページもあるかもしれませんが、「以下の内容はMODIPHIによってフィードリーダー向けに最適化されています」の表示の下に、全文が現われ、読み進むことができるのです。もちろん、オリジナルのサイトに飛ぶこともできます(別ウインドウで)が、その場で全文を読めるというのはどう考えても便利。開いて気に入らなければタイトルをもう一度タップすれば閉じてくれます。
で、そのフィードをまたずりずりと読み進んでいくわけです。さらにすごいのは、そのずりずりがエンドレスなこと。つまり、「次ページ」のボタンがないのです、なぜなら、画面の下の方までいくと、自動的に新しい(時系列的には古い)フィードが表示されるから。
行けども行けども底にいきあたらない、底なし沼のようなインタフェース。Webコンテンツの「だら見」にこれほど適したソフトはないと断言できます。
ずりずりブラウジング以外の機能も秀逸。画面の右上に常に表示される青い●ボタン。これで登録してあるフィードプレイリストの切り替え、フィードの検索、フィードの新規登録もできる。
はてブの「だら見」なんかも、これに慣れてしまうととっても楽。
モディファイにはぜひ、複数アカウントをまとめて読めるメールクライアントも作ってほしい。iPhone標準のメールアプリは画面の行き来が忙し過ぎるので。
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