Apple“iTV”に望む最低限のこと

　あと二十数時間でAppleのセットトップボックス“iTV”がどうなるのか。発表されるのかどうか、されるとすれば、どのようなものになるかが判明すると思います。もっとすごいものが出るかもしれませんけど。

　そうなる前に1つだけApple製リビングデバイスにお願いしたいことがあります。それは、テレビやオーディオデバイスをコントロールするために最低限必要な機能をつけてほしいということです。

　今のApple Remoteは非常にシンプルで、上下左右と決定、メニューキーだけでほとんどの操作ができます。しかし、表示装置がテレビやAVアンプなどになるとそうはいきません。

　あのシンプルさをこわさない程度に使いやすい、音量調節機能をつけてほしいのです。せっかくのシンプルな操作性も、どでかいテレビ用リモコンを併用しなくちゃいけないのだと興ざめですから。

　それと、テレビのチャンネルと、iTVによるコンテンツ提供を切り替えるための、入力切り替えをApple Remoteもしくは新しいリモコンにもたせてほしいのです。

　Wiiリモコンのすばらしいインタフェースが、ボリューム調節をテレビ側のリモコンで行わなくちゃいけなくなったとき、そういうことを感じました。

　ではいましばらく、スティーブ・ジョブズ氏の基調講演をお待ちください。