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馬鹿力 vs. 東大

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 かねてから「これはゼッタイにポッドキャスト向きだ」と思っていたラジオ番組があります。登場すれば、おそらくキラーコンテンツとなるだろうと予想していましたが、やはりリスナーは見逃さなかったようです。

 いま、iTunes Music Storeのポッドキャストランキングでトップを走っているのは、「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」(iTMS-Jへのリンク)。4月3日からスタートして、現在2回目の放送を配信中。

 この番組は、radio SHARKというUSBデバイスを使ってラジオ番組をiTMSに取り込むシステムで、一番よく聞いているのですが、ポッドキャストのほうはラジオのダイジェストなんかじゃなくて、まったく新しい内容。しかも、50分近くもある。満腹です。カスタマーレビューの★★★★★が、その評価を物語っています。

 ポッドキャストはこういう、放送コードすれすれのところでやってる人が本領を発揮しますね。モーリー・ロバートソンのi-morleyとか。

 ポッドキャストに関するもう1つの大きなニュースは、東大ポッドキャスト(iTMS-Jへのリンク)のスタート(東大の講義をビデオポッドキャスト[ITmedia])。学問においてもポッドキャストが持つ意味が大きくなっていることを示す一例ですね。初回ラインアップには、『学術俯瞰 第1回:小柴昌俊「宇宙と素粒子 −物質はどのように創られたのか−」』も含まれています。なんと、ビデオポッドキャスト。さっそく登録してみました。非常に分かりやすい講義です。

 大学はこうして自分のところの講義をポッドキャストで配信するというのが、マーケティング手法の1つとして、当然のように組み込まれていくのではないでしょうか。学生は、先生の評判だけではなく、その実際の講義内容で学校を選ぶ、そんな時代がもうここまできたんですね。

 東大は現在4位。1位の馬鹿(力)に迫る東大、というのは図式的にすごいものがあります。

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