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新型コロナウイルスがもたらした日本経済への影響

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経済産業省は2020年6月17日、「第26回 産業構造審議会総会」を開催しました。この中から、新型コロナウイルスがもたらした日本経済への影響を中心にとりあげたいと思います。

世界銀行は、日本の実質GDPが2020年に-6.1%に低下すると予測しています。これは、リーマン・ショックの悪影響を受けた2009年の-5.4%を超える水準としています。

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出所:第26回 産業構造審議会総会 2020.6

多くの企業で、昨年同月比較の売上が落ち込んでいます。調査会社の日本企業に対するアンケートによると、1年前と比べて売上が減少した企業の割合は全体の84%(2019年4月と2020年4月の比較)となっています。

特に、飲食、宿泊、フィットネスクラブ・映画・劇団等では、売上が減少した企業の割合が95%以上という状況です。

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出所:第26回 産業構造審議会総会 2020.6

世界の自動車販売台数、国内の自動車生産台数はともにリーマンショック時と同等以上の水準で下落しており、リーマンショック時のように需要減が長期化した場合、影響はより深刻化する可能性を指摘しています。

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出所:第26回 産業構造審議会総会 2020.6

国境封鎖、外出制限等の移動制限により、供給ショックと需要ショックが併発しています。

供給ショックは、グローバルサプライチェーンの寸断、サービスの提供停止
需要ショックは、対面サービスや人の移動に関連した需要の蒸発

となっており、戦後の国際社会がこれまで経験したことのない、未曾有の経済危機に直面しています。

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出所:第26回 産業構造審議会総会 2020.6

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