人工知能に関する平成29年度の政府の関係省庁の予算案について
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2017年1月16日、「人工知能技術戦略会議(第4回)」を開催し、人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップの検討状況(中間まとめ案)を公表し、人工知能に関する平成29年度の政府の関係省庁の予算案についても公開しています。
人工知能技術に関する研究開発では、脳神経回路の演算メカニズムに倣い、少数データ、無作為データからリアルタイムに取捨選択しながら、特徴・意味を抽出し、分類・学習すること等を可能とする次世代人工知能技術の実現に向けた研究開発に取り組むとともに、脳情報通信技術、社会知解析技術等の開発を推進するとし、平成29年度の予定額は、4.1億円+運営費交付金273.0億円の内数としています。
出所:人工知能技術戦略会議(第4回) 2017.1.16
「IoT/BD/AI情報通信プラットフォーム」社会実装推進事業では、最先端のAI基盤技術を様々な産業分野に早急に展開し、データ収集とAI解析により価値創出を図るため、産学官のオープンイノベーションによる先進的利活用モデルの開発や国際標準化を推進し、新たな価値創出基盤となる「IoT/BD/AI情報通信プラットフォーム」の構築と社会実装を推進するとし、平成29年度の予定額は、6.0億円となっています。
出所:人工知能技術戦略会議(第4回) 2017.1.16
AIP: Advanced Integrated Intelligence Platform Projectと呼ぶ、人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクトでは、平成29年度予算額(案) は、 7,109百万円となっています。
出所:人工知能技術戦略会議(第4回) 2017.1.16
次世代人工知能・ロボット中核技術開発では、場面に合わせて柔軟に対応する人工知能や自律的に多様な作業を実現するスマートアクチュエーションなど、次世代の人工知能・ロボット技術のうち中核的な技術の開発を、産学官連携で実施し、人工知能技術とロボット要素技術の融合など、平成29年度予算案額は45.0億円としています。
出所:人工知能技術戦略会議(第4回) 2017.1.16