デジタルエコノミーの進展は、既存の産業リーダを破壊し新たな事業者参入を促す契機に
米調査会社のIDCは2015年3月に発表したデジタルエコノミーに関する調査によると、2018年までに、多くの産業におけるトップ20社のうち、３分の１が、第３のプラットフォームを使い新たなビジネスやサービスを展開する新規参入事業者やビジネスの再構築を行った事業者によって、破壊されるという予測をしています。
デジタルビジネスは、これまでのエンタープライズにおけるビジネスモデルやエコシステムに大きな進化をもたらすとしています。 IDCでは、デジタルビジネスの進展にあたって
- Digital Resister （デジタルビジネスの反対者）
- Digital Explorer （デジタルビジネスへの可能性を探る人）
- Digital Player （デジタルビジネスの現場の当事者）
- Digital Transformer （デジタルビジネスへの移行支援者
- Digital Disruptor （デジタルビジネスによる破壊者）
という５つのプレイヤーに分けています。
ビジネスリーダは、このデジタルビジネスの進展に伴い、次のエンタープライズのレベルにシフトしていくための、力量が問われています。 IDCでは、デジタルビジネスへのシフトにあたって、５つの鍵となるカテゴリを示しています。
Leadership DX（Digital Transformation）
requires that leaders become more sophisticated in their knowledge of the enterprise ecosystem. This includes the digital accessibility of markets, customers, and service providers, in order to anticipate and develop product and operational innovations that extend market share and increase revenue by creating shared digital experiences.
Omni-Experience DX（Digital Transformation）
the ability to continually attract and grow loyalty with customers, partners, and employees by creating interactive experiences.
WorkSource DX（Digital Transformation）
the transformation of the way enterprises access, connect, and leverage talent through the use of digital technologies.
Information DX（Digital Transformation）
the ability to leverage information for competitive advantage by enabling the business to respond to opportunities swiftly and with superior intelligence.
デジタルビジネスは、さまざまな分野に大きな変化をもたらす可能性があり、この大きな流れの変化に、企業そして個人がどのように対応していくのか、個人的にも注目してとりあげていきたいと考えています。