ロボット(1)人間型ロボット
様々なタイプのロボットを紹介したいと思います。
「シャフト(SCHAFT)」
シャフトは、東京大学情報システム工学研究室から2012年5月に創業したベンチャー企業で、人型の災害救援ロボットとして開発されています。2013年末に米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボットコンテスト「DARPAロボティクスチャレンジ」に参加し、圧倒的な大差で優勝しました。起業当初は日本のベンチャーキャピタルからは十分な資金を得られることができませんでしたが、DARPAが億単位の研究予算を与えています。2013年3月にはグーグルが買収していますが、詳細な情報がなく、その後はベールに包まれています。
http://theroboticschallenge.org/teams/schaft
「アトラス(ATLAS)」(ボストン・ダイナミクス社)
ボストン・ダイナミクス社は、米グーグルが2013年12月に買収した会社です。身長約180センチで能力1歳児程度の能力を持ち、捜索救助活動のために開発されました。
出所:GIZMODO
「iCub 」(イタリア技術研究所、ITT:Istituto Italianodi Tecnologia)
「iCub 」は、イタリア技術研究所が開発した身長1メートルの3歳児にみえる人工知能を搭載したロボットで、オープンソースプロジェクトとして開発され、ヨーロッパの20の研究所で利用されています。
http://www.iit.it/en/research/departments/icub-facility.html
「ナウ(NAO)」(ALDEBARAN Robotics社)
「ナウ(NAO) 」は、音声認識、物体認識、音声認識、音声合成などの機能を持つ身長58センチのコミュニケーション型の小型人間ロボットです。世界中300以上の大学や研究機関において、ロボット工学や人工知能の研究などで使用されるなど、世界でも広く利用されています。
ALDEBARAN Robotics社が開発したソフトウェア「CHAOREGRAPHE」にてロボットの動作や対話シナリオを作成して編集することができ、「ナウ(NAO)」の動きや機能を向上させることができます。
ALDEBARAN Robotics社はソフトバンクのPepperを開発した会社としても有名です。
http://www.aldebaran.com/ja/sdkochi-tinonaonokai-fa-notamenosinpurusohutouea
「Robonaut 2(ロボノート)」(NASA)
NASAのデクストラウス・ロボティックス研究所(Dextrous Robotics Laboratory)とゼネラル・モーターズ(GM)が共同開発した人型ロボットです。国際宇宙ステーションにも一体乗り込んだことが話題となりました。
http://robonaut.jsc.nasa.gov/