オルタナティブ・ブログ > 海外速報部ログ >

海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

SnapchatのシュピーゲルCEO、これからが楽しみ

»

ソニー・ピクチャーズ(SPE)の情報大漏洩、まだまだ公開されていない情報があるようですが、今日はとばっちりをくってしまったSnapchatのエヴァン・シュピーゲルCEOの記事を書きました。evan.jpg

SPEのリントンCEOがSnapchatの取締役で、一応シュピーゲルのメンターみたいな立場なので、事業計画に関する膨大なメールでのやりとりがごっそり流出したわけです。メディアとしては見ちゃったものを書かないではいられないので、皆さんこぞって記事にしました。3つの企業を買収したことや、音楽レーベルの立ち上げを検討していたことなどなど。WSJのこの記事がよくまとまってます。

これに対するシュピーゲルCEOの反応が、(私にとっては)意表をつくものでした。

まず従業員に対して友達に対するようなメールを送り、それをツイートで公開したんです。

不遜なワカモノだと思っていたのに(24歳だし)、ずいぶん大人になったんだなと。「高校の恩師に相談に行って、ぎゅーってしてもらった。僕にはそれが必要だったんだ」というのはかわいらしい感じではありますが、「僕はみんなのことをとても誇りに思う。みんなのこともぎゅーっと抱きしめたいよ。だって、秘密を守るのは疲れることだもんね」と思いやるところにリーダーの自覚がみられます。

客観的には流出情報にSnapchatにとって不利な醜聞とかは見当たらないですが、秘密主義なシュピーゲルCEOは本当に憤慨したと思います。でもそれをただぶちまけるんじゃなくて、メディアに対する間接的な抗議と従業員への鼓舞に転換しちゃうところがおもしろいなと思いました。

Business Insiderが掲載している流出したシュピーゲルCEOの収益化についてのメール、しっかりしてます。結び近くで「私はPC革命の一翼を担えればよかったのにと思いながら育ちました。スマートフォンの離陸に立ち会えてラッキーだと思っています」と書いてます。

そうそう、以前、やんちゃなシュピーゲルCEOにはFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOにとってのシェリル・サンドバーグ女史のような保護者役が必要じゃないかと書いたことがあるんですが、ちゃんといるようです。

しかも、サンドバーグ自身が送り込んだようです。うはー。サンドバーグがリントンCEOに宛てたメールで、「Snapchatでエヴァンと、私みたいな役目で働きたいって言ってる優秀な人がいるんだけど紹介しましょうか?」と書いていて、今年の1月、Googleでのサンドバーグの同僚で、彼女がFacebookに引きぬいたエミリー・ホワイトがSnapchatのCOOに就任しました。LinkedInを見ると、Facebookの幹部と兼任のようです。おもしろーい。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する