「スティーブ・ジョブズとくらべないで」とXiaomiのレイ・ジュンCEO
Androidの偉い人、ヒューゴ・バラさんの入社でも注目を集めた中国のXiaomi(小米科技)。まだ海外進出はしていませんが、中国では“クールな会社”として主に若者に人気があるそうです。
Canalysの調査では、中国市場でAppleを抜いて6位になってます。
バラさんは「Xiaomiの素晴らしい製品を世界に広めるために中国のXiaomiチームに参加する」と語っており、いよいよ世界進出するようです。
新Android端末「Xiaomi 3」の北京での発表イベントではバラさんもステージに立ち、Xiaomiのレイ・ジュンCEOとにこやかに握手。
上の写真だと分かりにくいですが、ジュンCEOはステージに立つとき、黒いポロシャツ+ジーンズがユニフォームになっています。それでジョブズのまねっこと言われたりしてます。
英語版サイトのすっきりさ加減も、Appleを意識しているとしか思えません。Androidベースの端末を作っているのに、中国版サイトには「Android」がまったく出てこないのも、中国ではAndroidは廉価版スマートフォンのイメージが定着しているからあえて避けているのかもと思いました。
で、このジュンさんはどんな人かな、と。まだ42歳。1991年に武漢大学卒業後、中国のソフトウェアメーカーKingsoftに入社し、1998年には同社CEOに。同社の会長になってからはVCみたいなことをやって、2010年にXiaomiを共同創業しました。
海外企業で働いた経験はないんですね。共同創業者には、元Microsoftや元Googleの人がいます(元Appleの人はいない)。
2011年の製品発表の動画を見ると、ジュンさんがステージに立ったとたんの歓声はすごいです。カリスマ的人気。でも、ブルームバーグによると、本人はジョブズと比較されるのは嫌がっていて、Xiaomiはメディアに対して(特に本人の前で)比べるのはやめちくりと言っているそうです。むしろジェフ・ベゾスを目指しているそうな。