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投票しました?

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と言っても、AKB48の総選挙の話ではなく、Facebookの利用規約改定を認めるかどうかの投票です。

これ、登録ユーザーの30%以上が投票しないと投票結果が拘束力を持ちません。30%って、だいたい3億人ということになるのかなぁ。いやはや。

この投票、利用規約とプライバシーポリシー(Facebookの場合は「データの使用に関するポリシー」という名称)の両方をまとめて「改定を支持する」か「既存の文書を指示する」かの2択になっていて、「利用規約はだめだけどプライバシーポリシーはOK」みたいなことはできません。なんだか、当局からの指導があったからやります、という感じなんじゃないかと思ってしまう。

でも、ここに至るまでにFacebookはユーザーに改定案を公開して意見を求めたり、それに基づいて修正したり、オンラインの説明会を開いたりしてきたので、この段階ではもう、「改定を認めるか否か」で投票というのが順当なのかもしれません。

ぶっちゃけ、ほとんどのユーザーは利用規約が改定されようとしていることすら知らないと思います。私だってこういう仕事(IT関係の翻訳記事の提供)をしているから知っているだけで、普通のユーザーだったら気付かなかったと思うし。

でもこれは、告知が不十分というわけでもなさそうです。だって、Googleのプライバシーポリシー改定のときは、3カ月近くかけてこれでもかとばかりに「変えるよ、変えるよ!」と告知し続けたのに、改訂前に改定案を読んだユーザーが何人いたやら。

で、記事を書くからにはということもあり、改定案とその説明を読んでみました。かなり具体的な説明もあって、これを読んでおけば「Facebookがユーザーの写真を外部サイトの広告で使えるようになる」などというデマに踊らされることもないと思います。

投票は6月9日の午前1時まで受け付けていますので、この機会に改定案を読んで投票してみるのも一興だと思います。というか、サービスを利用する際には利用規約とプライバシーポリシーを読む習慣をつけたいものです。

ちなみに6月6日の6時現在、投票状況は以下の通り。30%は無理っぽいなぁ、やっぱり。
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