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“iMac”はジョブズのお気に召さなかった――名付け親インタビュー

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 クリエイティブコンサルタントとしてジョブズと14年間も一緒に仕事をしてきたケン・シーガルのインタビューがCult of Macに掲載されました。Think Differentキャンペーン立ち上げの経緯やジョブズの人柄を示すシーンなど興味深いエピソード満載なので、お時間のある方は是非原文を。

 元記事のタイトルにもなっていますが、シーガルさんはAppleの一連のiシリーズ製品の第一弾「iMac」の名付け親でもあります。

 初めてボンダイブルーの初代iMacを見せられたときは愕然とした(horrified)そうです。クリエイターから見ても、あれは当時はものすごくラディカルに見えたんでしょう。ジョブズから「これはMacintoshで、インターネットに接続できるのが特徴。それを踏まえた製品名を考えてくれ。製品は今後シリーズ化することを忘れないで。期限は1週間だ」とのお達し。で、幾つかの名前候補に紛らわせて自信作「iMac」を見せたところ、最初ジョブズは気に入らなかったそうです。

 シーガルさんは一度却下されたiMacを再度提案し、そのときもOKは出なかったけれど、周知の通り最終的にはこの名前が採用されました。「結局、正式にはOKをもらってないんだ」とシーガルさん。

 ここ数年、Apple社内で製品名から「i」を外すべきかどうかという議論があるそうです。確かにそろそろ命名が難しくなってきてはいますよね。電子書籍リーダーを出したら「iBook」にするのかなぁ。。。まだウチでは初代が現役なんですが。

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