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Palm創設者、脳の研究成果のプラットフォームをリリース

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 古巣のPalmは身売りするのか? という記事が出ていますが、創設者のジェフ・ホーキンス氏は元気いっぱい。同氏の3つ目の会社Numentaが3月5日、「インテリジェントコンピューティング」のソフトウェア・プラットフォームをリリースしてました。大脳皮質を模した技術「Hierarchical Temporal Memory」(HTM)に基づいたプラットフォームということです。

 HTMはコンピュータに人間の子供のように学習させ、画像を認識したり、言語を理解したり、ごちゃごちゃしたところを難なく移動したりできるようにするんだそうです(思いっきりはしょってますが)。

 同氏の著書『考える脳 考えるコンピューター』で「脳の働きを明らかにしたい。そして、その働きを人工の装置の上で実現したい」という意気込みを知ったときは、すごくおもしろいけど遠いところにいっちゃったのかなぁと思ったのですが、そう遠くではなかったのかも。

 これはちゃんとしたビジネスになりそうです。Palmを創ったときもそうでしたが、夢が先にあって、それがちゃんとビジネスになるってかっこいいです。

 以上、澤でした。

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