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アマゾンの2時間配送、物流は第二のAWSか

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ねね、アマゾンが物流を第二のAWSに育てるんだって・・・

ドイツ銀行やブルンバーグがそういってるよ・・・

そういえば2時間配送なんて無茶いいだしてるよね

767も20機調達したし、トラックは4000台だよ!!

既存のフェデックスやUPSでは対応できなくなってるしぃ・・・

Bloomberg Businessweek Surveillance Cover

<出所 ブルンバーグ>

プロジェクトAmeliaと言う秘密の計画を米国オハイオ州のある空港でアマゾンが進めているそうです。(ドイツのDHLがかつてハブにしていた空港です)ブルンバーグ誌はそれをみてどうやらアマゾンは物流を第二のAWS(クラウドサービス)にするつもりのようだと言いだしています。実際、アマゾンは20機の貨物機をリース契約で直接調達しています。またアマゾンはアトラスエアーを通じて4000台のトラックを購入し、中国との間の貨物船のライセンスも調達しています。

■ 2日配送から2時間配送へ

アマゾンはプライム会員制度(63百万人、米国年間99ドル)で顧客を囲い込み、遂に会員向けに2日宅配を実現しています。そして更に会費を7.99ドル払えば、2時間配送を実現すると言っています。そうなれば物流の重要性はこれまでの比較レベルではありません。商品によっては1時間で配送します。まさにアマゾンマジックですね。アマゾンは2015年、125億ドルも物流にお金をかけています。FedEx や UPSは2日配送には値段が高いので自社物流にアマゾンは進んだのがきっかけのようです。2015年の雪の日の配送停滞もアマゾンの自社物流への動きを加速しています。

ドイツバンクは「アマゾンは中国から欧州、米国への貨物船輸送、767での飛行機輸送、米国内のトラック輸送、ドローン利用、更に自動運転と総合的な物流サービス能力を備えつつある」とレポートしています。

そうなればアマゾンは他社の物流サービスも請け負いますね。

■ AWSなどEC周辺サービスで稼ぐアマゾン

アマゾンは本業のECがとんとんであり、稼いでいるのはAWSなど本業のECを支えるビジネスです。同じように物流で稼げるものなら稼ぎたいと言う戦略をとり始めています。物流は第二のAWSになるのでしょうか?

■ 物流の次は決済や貸付、フィンテックだろう

その次はアマゾンが公言している通りフィンテックです。

★★Amazon execs liked its 2-hour delivery service so much they internally called it 'Amazon Magic'

★★ After boosting FedEx, is Amazon about to pull an AWS in shipping?

★★ Will Amazon Kill FedEx?

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