アプリのサービスに差、「ネットフリックス推奨スマートテレビ」マークとサービス支配論理
インテルインサイド? 違う!!ネットフリックス支配論理だ!!
一緒にしないで欲しい・・・インターネット放送業者がスマートテレビの標準を決めるんだからあああぁああぁ!!
以下に動画 があります。
Netflix Recommended TV
米国では2014年の秋からトップ視聴率を誇るCBS放送や様々な有名CATV企業のチャンネルなどが一斉にWebTVサービス(インターネット上でのOTTサービス)に打って出る事態になっています。そうした中、この秋日本に上陸予定のネットフリックスが、"Netflix Recommended TV" ラベルを持つ「ネットフリックス推奨テレビ」を発表しました。対象は韓国LGの4KWebOSテレビ、ソニーのアンドロイドTV、そして米国ロクテレビのロクOSを活用した中国勢の三社(Hisense, Insignia, and TCL)です。
- LG 4K UHD TVs w/ webOS 2.0
- Sony Android Full HDTVs
- Roku TVs from Hisense, Insignia, and TCL
■アプリの優遇措置で差が付く
嘗てのインテルインサイドを思わせるこのサービスは、ネットフリックスボタンを備え、立ち上がりが早いなど操作性が良く、また新サービスのアプリ更新も次期的な優遇措置を受けられます。ネットフリックスがスマートテレビの操作性などに影響を与え始めました。今後様々なサービスが出てくると予想されますが(複数画面表示やドラマで女優の着るドレスの色の変更など)、それらは「ネットフリックス推奨スマートテレビ」が優先的にアプリ更新されます。(実施時期に差が付きます)
■サービス支配論理がいよいよ鮮明に、標準まで決める?
場合によっては"Netflix Recommended TV" ラベルがスマートテレビのデファクトスタンダード(標準)を形作るかもしれません。これにアップルテレビが絡むわけです。下手をすればサムスン(TizenOS)やパナソニック(FirefoxOS)などは振り落とされるリスクに直面します。地上波やCATVが本格的にインターネットに吸収される動きが始まる中、スマートテレビの標準にも大きな影響を与えかねません。何故ならばネットフリックスは米国で約4千万契約を持つWebTVサービス(インターネット上でのOTTサービス)のトップだからです。
アンドロイドTVなど様々なスマートテレビ標準がメーカーから提案されていますが、それをチョイスするのはネットフリックスのようなWebTVサービス事業者の時代が始まりました。
■国内でネットフリックスが売れればソニーのテレビも売れる?
さてこれからの注目点は国内にネットフリックスが上陸後、ネットフリックスが普及すればソニーのアンドロイドテレビが売れる環境が整ったと言う点です。秋にネットフリックスが上陸しますが、ネットフリックスが普及するかどうか、それに伴ってソニーのテレビが売れるかどうか、これはちょっと見ものです。