音楽・ビデオストリーミングアプリが大爆発、SXSWはテックシティ化
僕は動物なんだけど・・このほど South by Southwest(SXSW)での一番人気のアプリの名前になっちゃった・・・・Meerkatです・・宜しくぅ・・・・今のところIOSアプリだけだけど・・・
<出所:Meerkat>
なんで今頃、スマフォライブストリーミングの流行かって????
確かに前からあったよね・・・
でもインターネットのLTE充実、ミレニアル世代の台頭でテレビもネット動画に食われ始めてるし・・・様々な背景が (技術の普及にはエコシステムの充実が条件です)
インターネットのLTE充実、ミレニアル世代の台頭でテレビもネット動画に食われ始めてるし・・・(以下はテレビ飛ばしのVIDCONの風景)
<出所 VidCon >
ツイッターやフォースクエアなど新しいトレンドを生み出すSouth by Southwest(SXSW)において2015年にはスマートフォンからのライブストリーミングアプリが大爆発です。(この波がウエアラブルに何時来るかです)
毎年3月にテキサス・オースチンで実施される恒例のSouth by Southwest(SXSW)ですが、今年はスマートフォンからツイッター経由でライブストリーミング動画を何時でもどこでも配信できるアプリのMeerkatやライバルのStrea.amが話題です。Meerkatアプリはツイッター経由、Strea.amアプリはツイッター、 Facebook 、Google Plusなど様々なソーシャルメディアから配信が出来ます。
■Meerkatなどの急成長
2015年2月にIOSのアプリをリリースして2週間で12万ユーザーを集めたMeerkatはSouth by Southwest(SXSW)における最大の話題です。しかし出口であるツイッターがその勢いに恐れをなしてライバルサービス(Periscope)を買収し、同時にMeerkatの利用を制限しました。
3月にはFoxの有名な"American Idol"がMeerkatを使用してショーの楽屋のシーンを放送したり、 Red BullがスノーボーディングのDouble Pipe Finalのトライアルに使用するなど大変な勢いです。一方ライバルの一つであるStrea.amはSXSWでショーを獲得しています。
■ 音楽・映画の祭りがテックコミュニティと一体化した訳
South by Southwest(SXSW)は1987年音楽祭として始まり、1994年に映画など動画が参加し、そして98年にはインタラクティブフェスティバルを同時開催(当時の名称は「SXSWマルチメディア」)が同時開催されました。
そして2007年にはここからツイッターが登場し、飛躍します。
元々音楽や映画に興味を示す若者は雇われない働き方=インディーズなどは、時代の変化に極めて敏感なコミュニティを形成する傾向があります。個々人が自由に情報発信するインターネットの台頭充実は音楽や映画などの時代に敏感なアーティストと非常に相性が良いと言えます。そして時代が高速インターネット時代=IoT時代に入るとロンドンやベルリンのテックシティ(音楽や動画アーチスト、テック集団、ハードウエア屋集団の混在)、サンフランシスコに見るVIDCON(アーチストであるユーチューバ―とミレニアル世代の若者消費者の直接の結びつきとテレビ飛ばし)などの現象が起こっています。
テキサスのオースティン(SXSW)もテックシティです。そこにおける音楽・映画祭・テック祭のスマートフォンライブストリーミングの注目は、新しいテックシティ(音楽+ICT+スマフォからウエアラブルへと変化するハードウエア)の象徴かもしれません。早晩、次はウエアラブルからのライブストリーミングに移行するのでしょう。
注)スマートフォンからの配信アプリは筆者も時々使っているツイートキャストなどが日本でも有名です。しかし今回はLTEなどの高速回線の普及やパソコン中心のライブストリーミングのスマートフォンへの移行を背景に米国での新しい波(言わば二足歩行型のストリーミングと言うライフスタイル)として起こっています。その結果、天の時と地の利を得たMeerkat やStrea.am などのスマートフォンからの動画ストリーミングアプリが注目されている訳です。
Stre.am app
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