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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

芸術家の祭りバーニングマンに魅かれるシリコンバレー・テックコミュニティ

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 砂漠の中に一週間、新たな芸術の街を作るバーニングマンはシェアの経済、ギフトの経済、多様性、自律、人々の隠れた才能を開花させる未来都市・・・

 

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 あれ…結婚式?はい・・・・

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 いい感じですね・・・・美しい夜景・・・

 

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 <出所:http://www.vox.com,テッククランチなど >

■  バーニングマンに参加するシリコンバレーの経営層

 毎年8月の最終月曜日から翌月9月の第一月曜日まで米国ネバタ州の砂漠に登場する芸術家の町(1週間の仮想の街)があります。その町はBlack Rock Cityと呼ばれています。これが有名な芸術家の祭りバーニングマンです。このバーニングマンにシリコンバレーのテックコミュニティが魅せられ、多くの人々が参加しています。(約7万人)例えばFacebook'のCEOMark Zuckerbergさん、Googleの Larry Page, さん、 電気自動車Teslaの Elon Muskさんなどです。アマゾンが買収した有名な靴屋ザッポスのトニーシェイさんのラスベガスの創造的なオフィス作りにも影響を与えています。エバーノートの経営者やAirbnb executive であるChip Conleyさんも参加しています。特に近年、シリコンバレー・テックコミュニティ、経営者層に大きな影響を与えています。

 先日、日本に上陸した電機自動車テスラモデルSと共に来日したアイアンマン、イーロン・マスクさんは「バーニングマンこそシリコンバレーだ!!」と述べています。

 

またグーグルの20%タイムルールの基本コンセプトになり、Google Mapsなどのテストベッドにもなりました。フェイスブックのマークさんが信奉する知識経済の考え方にも大きな影響を与えています。仮想社会サービスのセカンドライフは、このバーニングマンを参考に誕生しました。

 

■  Black Rock Cityの市民たる資格

元々は1986年のサンフランシスコのビーチで「恋人との別れのシーン」から始まったモノです。

 

バーニングマンの祭りでは思い思いにキャンピングカーで乗り付け、テントなどの家を建て、芸術を披露したり、大道芸を披露する、演劇や野外ダンス、結婚式、奇抜なデコレーションの建物や衣装を着るなどして一週間を過ごします。入場時に400ドルを支払って、あとは貨幣経済もなく、ギフトの経済とシェアの経済で見知らぬ人々が町を作ります。自律して生きる力と個々人の個性発揮、見知らぬ人々とのコラボレーション(一時の部族作り)が出来る人々です。

 

ヒッピーの伝統や全てを画一化する大量生産と大量消費の工業社会に対するカウンターカルチャーの伝統を引いています。しかし原始共産主義を目指している訳では有りません。

 

■  何が共通点か?

電力ネットワークに支えられた伝統的工業社会と、更にその上にインターネットを重ね、全てのモノがネットに繋がるIOTのスマート工業社会の差をバーニングマンが見事に演出し、起業や創造性を重視するシリコンバレーなどテックコミュニティが21世紀になってバーニングマンを支える芸術家のコミュニティと同じ方向を向き始めています。バーニングマンの姿が「21世紀のスマート工業社会における市民のあるべき姿だ」と言う訳です。

 

大手企業のトップなど一部の人々だけが創造性を発揮する工業社会では、多くの人々は従業員と呼ばれ、プロテスタンティズムの下、一生黙々と働くのを良しとされていました。これが工業社会における自由の内容です。だから元来、パソコには大手企業に独占されたICTのエネルギーを市民の側に取り返すと言うカウンターカルチャーの要素がありました。

 

しかし米国は既にアップルのアプリ開発やスマートホームなどのスマートデバイス開発に見られるようにプロシューマーからフリーランス、ミニ起業家のような「雇われない働き方をする創造型の自由な人々」の数が増えています。カリフォルニアなどでは過半数を越えているとも言われています。彼らの多くはプロでは無くマニアとして、自ら大好きな事を仕事にし、成功者はクリエイティブクラスと呼ばれています。オバマ政権の下「多様性と大手の組織で眠り込まされた米国人の持つ天賦の才能の発揮」と言う創造の経済の方向が芸術家の祭りバーニングマンとテックコミュニティのシリコンバレーを引き合せました。

 

アップルが元バーバリーのCEOアンジェラ・アーレントさん(ファッションや芸術の領域)を採用したようにシリコンバレーも単なるコンピューターのメッカから大きく領域と幅を広げる時期に来ています。社会変革や社会のあり方全体を意識した町に変化しはじめているのでしょう。

 

■  企業の人事制度への影響

企業の人事制度も大きくスマート工業社会型に変化し始めています。フリーランスで成功し、創造性を発揮して楽しそうに働く人の数が増え、芸術家のバーニングマンが再注目される時代には、社員を従業員と呼ぶなどとんでもない時代です。「自己表現と多様性を保障するオフィス」の提供をフェイスブック、グーグル、アップル、マイクロソフト、EAなども追及しています。その象徴がLGBT(変形家族制度)支持の動きです。社員の自己表現を目一杯、認めないとハッカータイプの創造性ある社員は採用できません。(スタンフォードの偏差値派しか採用できません)

 

■  ロンドンのテックシティは三者の融合

デイビッド・キャメロン首相が進める英国ロンドンのテックシティ(2011年誕生)は芸術家、ソフトウエアエンジニア、ハードウエアの開発者(モノ作り屋)の三者が融合した町です。そこから既にゼログラビティなどの映画が誕生しています。ベルリンも同様です。芸術家とソフトウエアやハードウエアエンジニアの融合の動きはシリコンバレーだけでは無いと言う事ですね。

 

 こう言う点をどうすれば日本のエコシステムは獲得できるのでしょうか?

バーニングマン

★★Elon Musk Is Right, Burning Man Is Silicon Valley

 

 

★★Why Silicon Valley billionaires are obsessed with Burning Man

 

 

★★Radical Inclusion vs. Radical Self-Reliance at Burning Man

 

 

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