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プロモーション施策から営業マンまで、B2Bマーケティングの進化を考える

B2Bマーケティングの支援サービスの価値は何だろうか

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私たちが提供するサービスの価値って何だろうか?

この価値議論をかれこれ何年もしている。
もちろん、提供サービスの価値の探求はし続けるもの、だと思っています。

それでも、私達の事業を語る時、いつも何となく話が長くなってしまうことや
お客様の状況によって見せるサービスの表情が変わってしまうことが、
(こうした広告代理的だったりマーケティング系だったりする事業の宿命かもしれないが)
何か価値を明確化出来ていない気がして、その探求や議論がずっと続いています。

そんな必要は無いのかもしれないが、親戚のおじさんや妻の父親に聞かれて
毎回色々と説明している時、
“サービスのコンセプトが固まっていないんじゃないか?”
“メンバーはそんな時、どんな風に答えているんだろうか”
となんか急に不安になったりして、
翌日社内メンバーにブレストの会議依頼を送ってしまったりする。

ちなみにその、親戚のおじさんや妻の家族に聞かれて答える時はいつもこんな感じです。
「企業に対して営業をしている企業に、GoogleかYahooとか使ったり、
FAXとか郵送とかメールを使ったりしてセミナーなどの集客をサポートしたり、
ホームページを作ってあげたり分析をしたり・・・」
と、だいたいこの辺で会話は続かなくなります。
妻の実家は神戸で、みんな関西人のため、私の説明を聞きながら、
「うん、うん、うーん・・・で、何屋やねん!」とだいたい突っ込まれます。

そう、必ずしも「何屋」だと言える必要など無いのですが、
もう少し「私達は●●●のサービスを提供しています!」と言えたらといいなと。。

これは、マーケティングの観点でも実は非常に重要だと思っています。

お客様のお仕事をさせていただく時、この辺の説明が上司と部下で違っていたり、
マーケと営業で認識がずれていたり・・・
そんな時は、Webサイトの制作もDMのキャッチも本当に苦労します。
“だから、売れないんだろうな・・・きっと”と心の中でつぶやいてしまったりします。

だからこそ我々も「代理店事業だから」「マーケティング支援だから」と言って片付けるのではなく、
お客様に提供するサービスの価値やコンセプトを探求し続け答えを見出したい
と考えてます。

そんな中でいくつか、お客様が考える価値が整理されてきました。

①方法論・ノウハウを提供し、その(お客様)企業の中の知見の蓄積をサポートする
②正確に安定的に柔軟に、広告や業務プロセスの運用のアウトソーシングとして受託する
③とにかくお客様の製品や戦略や状況を理解し、阿吽の呼吸で対応出来る人(営業マン・プランナー)のアサイン
④効果を出すこと(コンバージョンなど)を成果報酬型(もしくはそれに近く)で提供する

もちろん他にも細かい価値分類はありますが、お客様は主にこのような価値を期待していることが
見えてきました。(これは、B2Bマーケティング支援のサービスに限らないと思うが)

お客様企業の状況、担当者のリテラシー、戦略やミッション、商品の特性などによっても
期待する価値は様々だと思いますが、何とか“我々から明確に発信出来る価値”を創ること
自分のテーマにおいていきたいな、と思っています。

難しいんだけどね、これが。

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