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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

ネイティブのスマホアプリがサクッと作れても無料とは?

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今週前半、新製品の発表準備で忙しくしていましたが、発表して間髪入れず大阪に来ている。発表したのは「Appmethod」というモバイル向け開発ツール。今回のバージョンで、C++によるAndroidアプリ開発機能を無料で使えるようにした。

Appmethod01

スマホアプリ開発といえば、iPhone/iPadのiOSならX-code+Objective-C、AndroidならEclipse+Javaと使うツールも言語もちがう。以前うちの外国人がうまい言い方をしていたけど、英語で説明したあとにもう一度同じことを日本語で言わなければならないのと同じだ。開発が二度手間になるということだ。

Appmethodの場合、それぞれのネイティブコードを吐き出すネイティブコンパイラがあり、デバイスの差異を隠蔽し、共通のインターフェイスを提供するコンポーネントがある。開発者は、ひとつのコードでAndroidとiOSのアプリを作ることができる。しかもネイティブで。

フル機能を使うと、これらのモバイルプラットフォームに加えてWindows、Mac向けアプリも作れるのだけれど、今回の発表では、Android向けを無料で提供することにした。これは、マルチデバイスに展開していくに従って、コストを払っていただくとして、最初は0円からスタートできるようにして、すそ野を広げたいという意図からだ。

おかげさまで大阪でいろいろと活動している間に、記事もいくつか掲載され、今日のトップ記事にもなっていたりと話題になっている。

こちら大阪では、2日連続でセミナー。

Appmethod02

最後には、参加者全員で、モバイルアプリの開発を体験するワークショップを実施した。多くの皆さんが、「なるほどこれならいける」という感触を持ち帰っていただけたようだ。

懇親会を終え、ホテルへ。しかしちょうど電話がかかってきてこれから外出することに。この件についてはまた次回。

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