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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

記者会見があるのにパジャマのまま来てしまった、という悪夢

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昨晩、暑さのせいかいやな夢を見た。

何かの製品発表だかで記者会見があるというのに、うっかりパジャマのまま来てしまったのだ。それも健康ランドで着るみたいな短パンのやつ。あまりに馬鹿らしい夢なので、ブログに書いてみることにした。

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「その格好まずいですよね」

PR担当が指摘する。指摘されなくても分かっている。でも、この格好で来てしまったのだ。戻って着替えるには時間がない。

「とりあえず会場に急ぎましょう」

あまりにも衝撃的な格好で来てしまったために、PR担当も動揺している。パジャマ姿の代表が記者会見でしゃべるのである。PRにとって最悪のメッセージングである。すべてが想定を超えていて、あれやこれや、対応策を出してくれるものの、どれもパッとしない。ついには、

「私のスカートはくってのはどうでしょう」

もうむちゃくちゃである。でも、こちらも冷静さを失っている。

「でも、どこで着替えます?会場には控え室あったんでしたっけ」
「すみません。だれも会場の下見に行ってないんですよ」

なんてことだ。会場の下見は基本中の基本じゃないか。でも、自分はパジャマなんかで来ておいて、人の準備不足を責められない。

会場に着くと、別のスタッフが迎えてくれた。

「お疲れ様です」

パジャマを見てぎょっとする。パジャマはなかったことにして、質問する。

「何人ぐらい来られてます?」
「まだお一人なんですよ」

え、そもそも集客目標は何人なんだ。どうもその辺をまったく詰めていなかったらしい。しかし、自分もパジャマだ。

「とにかく準備をしましょう」

控え室らしき部屋があったので、移動。そこで、PCのACアダプターを忘れてきたことに気がつく。記者会見中、バッテリーが持つか自信がない。スタッフのPCを借りよう。

「USBメモリあります?プレゼンをコピーしたいんで」
「はい、これ使ってください」

スタッフから渡されたUSBメモリをPCにさすと、いきなりドラゴンボールのフラッシュ映像が立ち上がった。

「こんなの出てきてコピーできないんですけど」

ぐたぐただ!そもそも、一生懸命コピーしようとしているプレゼンのメッセージってちゃんと練ったのか。自分のPCにしか入ってないってことは、全然事前にシェアしてレビューできてないんじゃないか。

そんな気持ちでドラゴンボールと格闘していたら目が覚めた。

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冷静に考えてみれば、GAPあたりでチノパンを買えば、丈も直さずすぐに着れる。パジャマで来ても慌てることはない。

しかし、その文脈がおかしいあたり、やはり夢なのだろう。それにしても、服装、会場、集客、機材、コンテンツ、メッセージなどなど、ありとあらゆる押さえておかなければならないことが準備できてなくてグタグタになる記者会見とは、なんと教育的な夢だろう。今朝は、普段よりも涼しかったのだが、大変な疲労感で朝を迎えた。

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