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EUREKA, ITEA-2のこと

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MARTEPart II を眺めるつもりでしたが、少し脱線。

MARTE, EAST-ADL2などは欧州生まれ。これらの動きの源は、EUREKA- ITEA(2)にあります。

EUREKA1985年設立ですから、第五世代コンピュータで、ブイブイ言わせてた頃の日本に対抗するための産学官連携組織と言っても大きな間違いはないでしょう(Σはどうでしょう?)。その後、2000年にミッションの再確認文書が出ています。これによると、インダストリー主導、非官僚主義。柔軟性を持って領域横断的で高度な研究と開発を行なうとあります。


ITEA-2は、EUREKAを構成するクラスタの一つで、ソフトウェア・エンジニアリングに焦点を当てたものです。やはり、マーケット主導で、研究と企業を結びつけることをうたっていますが、加えて、競合/競争段階に入る前のテーマを選択すると同時に中小企業の輩出も狙う、といったこともうたわれています。


あれから20年余。

 今のEUREKAITEA-2の人たちは、「生産手段の迅速な展開能力を前提に、(ソフトウェアを含むシステムの)デザイン能力を産業ドメインをまたがってアジャイルに展開する。」みたいなことを考えているように見えます。 

 

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