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iPhoneのアプリを買うボクなりの基準

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ホントに毎日たくさんのiPhoneのアプリがリリースされています。アップルのサイトでは10億ダウンロードのカウントダウンまで始まったりしてます。

リリースされたiPhoneのすべてのアプリを通知するRSSを購読していますが、その数は尋常ではありません。日に200から300のアプリがリリースされているようです。

面白そうで、ぜひ試してみたいと思うアプリもかなりあります。そしてその価格帯が、また、悩ましい…。安いモノで115円とか230円とか。たまに1000円を超えるものもあるけど、サクッと買えてしまう価格帯です。さらに「発売記念、特価!」になっていたりすので、危険極まりないです(笑)。

iPhoneを手に入れた当時は、そりゃもう、毎日のようにポチッってました。アップルから届く請求書も3000円とかです。居酒屋一回分より安いわけで、アップル・ストアのマーケティングにマンマと引っかかってしまっていたわけです。

そしてそのうちの90%以上は、数回起動しただけで、iTunesに保存されたまんまで、死蔵されていることに最近やっと気づきました(笑)。

そこで最近は吟味して、iPhoneアプリを買うようになりました。ボクなりの基準ができたワケです。今回はその基準を紹介したいと思います。

アプリを買うか買わないか迷うときに役に立つのがレビューです。ところが、このレビューがクセモノです。中には、英文を読まずに自分の判断と勘違いでアプリを購入して、腹いせのようなレビューを書いている人もいます。また両極端の意見も多数あり、判断のためのレビューがさらに迷いを大きくする場合もあります。さらにレビューがまったくないアプリもあります。そういうモノにこそ、素晴らしいアプリがあるのかも知れません。ボクなりの判断基準ですが、お役に立てればさいわいです。

1.ルック&フィールが大切

まずは画面のキャプチャーが大切です。画面の完成度の高さはアプリの完成度に比例すると思います。アプリの開発者は最大で5枚のアプリのスクリーン・ショットをストアに掲載できるようです。念のため(笑)、その5枚をすべて確かめてみます。アプリの雰囲気やインターフェイスが統一されているかどうか、ある程度の判断がつきます。
またアイコンも大切です。でもアイコンだけは不思議で、とってもいいアプリでもアイコンはどーしょーもなくダサイ場合があるから、あんまりあてにならないかもですね。

2.その会社が他にどんなアプリをリリースしているか調べる。

iTunesでは、そのアプリの他にどんなアプリを作っているか一覧表示することができます。多けりゃいいってもんじゃありませんが、そのアプリの開発会社がiPhoneをプラットホームとして、どれほどチカラを入れているかの判断基準になります。他のアプリもサクッと画面のスクリーン・ショットを見てみると、よりルック&フィールの感触を確かめることができます。

3.その会社のWebサイトを見てみる。

これも開発会社の開発姿勢の信頼性を確かめることができるいい方法だと思います。リンク切れになっていたりする会社はボク的にはちょっと、どうかと思います。シッカリしている会社ではアプリの開発コンセプトから始まって、オンラインでアプリの詳細なマニュアルが掲載されている場合があります。購入する前に、ある程度、機能を知ることができます。こういう会社はとても好感が持てます。

4.バージョンアップの頻度を調べる。

言うまでもありませんが、バージョン・アップの頻度が大切です。iTunesの解説にていねいにバージョンアップ履歴を記載している会社がありますが、アプリ開発に対する意欲と購入してくれたユーザーに対する誠意の証明だと思います。ボクが以前購入したアプリは、ひどいバグがあり、使い物にならなかった。他の購入した方々もレビューにそのバグのことを書き連ね、異口同音に「次回のバージョンアップに期待します。」と書いてあるのに、半年以上もほったらかしです。バージョンアップは開発者の誠意のバロメーターだと思います。

5.説明文の内容を読んでみる。

とくに仕事効率化系のアプリでは重要なんですが、英語の説明文にザックリと目を通してみるといいと思います。ていねい過ぎるほどていねいに書いているものもあれば、ほとんど殴り書きのようなものもあります。説明文のクオリティはアプリのクオリティに比例するように思います。

Photo

6.レビューをチェックする。

人柱的にアプリを購入して、レビューしてくれているありがたい方がたくさんいます。購入しようとしているアプリがそのレビューの中にないかどうかチェックします。この人たちのおかげで、踏みとどまったことが何度もあります(笑)。レビューの中には動画があるものもあり、かなりわかりやすいイメージがつかめます。レビュー・サイトはGoogleで検索すればいくらでも出てきます。

7.同じコトが母艦のアプリでできないかどうかチェックしてみる。

最近、これに気がつきました。ボクにとってはまさに盲点でした。例えばiPhoneで写真の編集ができるアプリがあります。これまiPhoneのコマーシャルでも使われてますね。「うわぁ、Photoshopみたいじゃん!」で即ポチ。よく考えてみれば、母艦のPhotoshopで同じことができるんですよね。Photoshopを持っていなくても、フリーソフトで同じようなものはありますし、ブラウザでWebサービスでできるものもあります。ここがiPhoneの魅力でもあり、魔力でもあるんですよ。iPhoneでやるより母艦でやった方がずっと効率のいいコトがたくさんあります。でも、iPhoneのアプリを買ってしまうんですよね。

そして情報提供系のアプリ。これもまた盲点です。情報といっても、どこでも参照したい地図とか天気は別。ボクが言いたいのは、例えば、紙飛行機の折り方を教えてくれるiPhoneの有料アプリがあります。別にiPhoneでなくても、紙飛行機の折り方を教えてくれるWebサイトはたくさんあります。iPhoneのアプリより詳しくわかりやすいです。

要は、その情報がiPhoneという、いつでもどこにでも持っていけるデバイスに入れておく価値があるかどうかということです。もちろん外出先で紙飛行機の折り方を参照する必要がある場合があるかもしれませんが、それはボクにとっては一生に一度あるかないかのことです。どーしても必要な場合はiPhoneのsafariがあるわけですから。iPhoneに入れておくべきアプリはiPhoneの基本機能と連動してこそ意味があると思うのです。地図+GPSは好例のひとつです。

この最後の判断基準が今のボクにとって一番大きな基準となっています。

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