ThinkPad X61がスリープから復帰しなくなった時…
僕のメイン・マシンはThinkPad X61です。
ThinkPadとの付き合いは古く、もう20年くらいThinkPad一本です。ワリとこまめに、Windows Updateもしています。
そして便利なのはThinkPadの「System update」という機能です。これはデバイス・ドライバーやBIOSのアップデートを自動的に行なってくれるものです。これまで便利に使ってました。
ところが、3ヶ月ほど前から、ThinkPadがスリープから復帰しなくなりました…。これにはまいりました。お客様の前ですぐにプレゼンを見せたくても、再起動…。
症状としては、以下の通り。普通にフタを閉じると「三日月マーク」のみ点灯して、スリープ状態に入ります。そしてフタを開けて復帰しようとすると、一度はハードディスクにアクセスするのですが、その直後にダンマリ状態…。結局、電源ボタンの長押しで、強制終了しかできなくなってしまうのです。
これまでWindows UpdateやSystem Updateを疑ったことがなかったので、てっきりマザーボードのハードウェア的不具合だと思いました。そして最後には、100%復帰不可能となり、ドッグから外すときも以下のようなエラーが出てブルーバックとなる始末…。いよいよ、ハードがいかれたかぁ、と思った次第です。
いろいろWebを検索してみると、ピンポイントの情報がありませんでした。でも何となくUSB関連の不具合っぽい記述を見つけました。
ThinkPad X Series : X200 Windows XP において、休止状態より復旧しない
このスレッドを参考にして「デバイスマネージャ」→「USBルートハブ」→「プロパティ」を見てみると、「電源の管理」というタブがあり、その中に
「電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフできるようにする」
というチェック・ボックスがありました。
そのチェック・ボックスをハズしました。デバイスマネージャに現われるすべてのUSBルートハブに対してこの操作を行ないました。そして再起動…。
すると、なんということでしょう! スリープから復帰するようになったではありませんか!その時の再起動から一週間。PCは普通に使っていて、一度も再起動していません!
この項目が以前からあったかどうか、僕にはわかりません。ただ言えることはひとつ。
Windows UpdateもSystem Updateもマシンが安定する方向にいくとは限らない。
それだけです。考えてみれば当たり前のことですね。これからは慎重にUpdateしたいと思います。