【500万台】 新年早々景気のいい話~新車が売れない恩恵で予約が殺到する店
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昨年後半は急激な景気後退で何かと暗い話題が多かったですね。特に厳しい状況が伝えられているのが自動車業界。日本自動車工業会によると、昨今の不景気で2009年の国内新車販売は31年ぶりに【500万台】を下回る見通しとのこと。昨年11月の中古車販売台数も29万9,829台と27年ぶりの低水準になったそうです(日本自動車販売協会連合会の調査)。 作夏のガソリン価格急騰と併せ、若者のクルマ離れもささやかれています。
そんな中、予約が殺到して大繁盛だったというのが、レンタカー業界。レジャー用に、また帰省用にと、レンタカー店には今冬の序盤から予約が入り始め、年末には在庫が底をついた店も多かったようですね。新車が売れなくてレンタカーが繁盛、というのは、ちょっと考えれば頷けることかもしれません。
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この背景を推察してみます。
- 海外旅行が減り国内旅行が増加
景気低迷で消費者の財布のヒモが固くなり、海外旅行は低調で、逆に国内旅行組が増えたとか。安近短傾向に拍車がかかっているんですね。レンタカーも、家族やグループでの利用が多いせいか、ミニバンや1BOXの予約が増えたようです。
- ガソリン価格の急落
作夏に180円/Lを突破したガソリン価格も、最近の急落で全国平均110.6円/Lまで下落(12月22日付け、財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター集計)。これによりクルマを使って近場に旅行を計画したり、家族の帰省にクルマを利用しようという人が増えたようです。
- ETC割引の拡充
高速道路のETC割引制度が、昨年秋から緊急経済対策の一環として拡充されています。休日昼間割引や深夜割引の割引率拡大などを上手く活用すると、通行料金が半額になり、高速道路の利用費用が片道分で往復できるため、お得感が増しています。さらに阪神高速道路では「阪神高速ETC年末年始おでかけパス」というユニークな1日定期券を発行し、話題となっています。
- 若者のクルマ離れ
ガソリン価格急騰や雇用不安などが重なり、クルマを手放した若者が増えているようです。そんな若者たちが、年末年始くらいクルマに乗りたいと、レンタカーに目を向けたのではないでしょうか。
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景気はいきものです。いいときもあれば、悪いときもあります。不況の業界もあれば、その裏側には、必ず好調な業界もあります。人はたくましい生き物です。いつも、与えられた条件の下で、明るいこと、楽しいこと、うれしいことを探して生きているのです。正月早々、わけのわからんことを書いていますが、とにかく今年も、少しでもいい話を探して、みなさんと楽しんでいけたら嬉しいと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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