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縁起物、増加中

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お正月ということで、おせち料理を食べている方も多いと思います。おせち料理といえば、「だじゃれ」がちりばめられていることがよく知られていますよね。例えば:

  • 鯛は「めでたい」の語呂合わせ
  • 昆布は「よろこぶ」の語呂合わせ
  • 黒豆は「まめ」に暮らせるように

……などなど、テレビのお正月番組も真っ青なほど(?)ストレートなだじゃれが溢れています。

こういった縁起物は日本の伝統なわけですが、とある分野において、いま新しい縁起物が続々と登場しているそうです。と言うとカンの鋭い方ならピンとくるかもしれませんが、受験生向け商品の話:

ポッキーは「キッポー」 受験シーズンに各社知恵比べ (asahi.com)

記事を開くとまず目に飛び込んでくるのが、パッケージの画像が逆さまに印刷された、一見すると製造ミスのようなポッキー。実は「ポッキー」を逆さまに読めば「キッポー(吉報)」ということで、わざと作られたプレゼント用商品「キッポーポッキー」なのだそうな(詳しくは公式ページで確認できます)。他にも、

  • 「成功YEAR!(イヤー)」と印刷された、フルタ製菓の「セコイヤチョコ」
  • エースコックの「必ず!スーパー勝っプ」

などが紹介されています。また「キットカット」が「きっと勝つ」に聞こえるということで、受験生の間で人気が出たという話は有名ですよね(これについては、オルタナブロガーの堀内さんが詳しく解説されています)。

こういった発想、「便乗商法だ!」として非難する意見もあります。確かに合格には何の効果もない商品なわけで、ウソと言ってしまえばウソなのですが、購入する受験生の側だって「これを食べれば合格する!」などとは信じていないでしょう。おせち料理から続く、と言ってしまうとおおげさですが、日本伝統の縁起担ぎの1つだと考えてしまっていいのではないでしょうか。僕も受験のとき、親に作ってもらったお弁当に「カツ」が入っているのを見て、「ベタだな~」と思いながらも少し緊張がほぐれたことを思い出します。そんな効果があれば、だじゃれも意味がある行為ですよね。

ということで、IT業界も新しい「縁起物」を考えてしまってもいいのではないでしょうか。受験に限らず、

  • Twitter に書き込むと運が「ついったー」
  • 検索エンジンを使うと「縁」が結ばれる
  • Perl でうパール(受かる)

などなど……うーん、イマイチうまいだじゃれが思いつきませんでした。縁起物にも扇子が……じゃなかった、センスが必要ですね。

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