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恋愛はカネを出す

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最近「12月病」という言葉があることを知りました。日経MJの解説で読んだのですが、それによれば

恋人に恵まれない男女が、12月に「発症」する深い孤独感のこと。一部ネット上ではやっている言葉だ。ネットでは現代的な自由恋愛文化のことを「恋愛至上主義社会」などと皮肉ることがある。

とのこと。12月にはクリスマスがあるため、「恋愛」「恋人」などのキーワードが氾濫することから「12月病」なわけですね。同じ理由で、「2月病」という言葉もあるそうです。

確かに、昨今の「恋愛至上主義」は批判されるべきだと思います。もちろん恋愛が悪いわけではないのですが、恋人がいない・恋をしていないことを「普通じゃない」と捉える風潮があるのは行き過ぎではないでしょうか。そしてここぞとばかりに、「イブの夜は恋人とこうやって過ごそう!」「恋人にはこんなプレゼントを贈ろう!」などと企業が煽ることも批判されるべきでしょう。変な風潮や安易な企業がいなければ、IT戦士も毎年楽しいクリスマスを過ごしていたはずです:

1人のイブ、ITにすがりつく (ITmedia News)

……しかし企業の側に立てば、「恋愛はカネになる」のも事実。様々な消費が抑えられる傾向にある中で、たった1日のために人々が何万円も出すイベントを放っておくなという方が無理な話です。また「恋愛」はプレゼントを贈る・デートでお金を使うなどといった直接的消費の他に、「キレイになる」「身だしなみを整える」といった間接的消費をもたらします。「恋愛を煽れば収益が上がる」と企業が考えるのも当然ではないでしょうか。

従って、これに対抗するには「お金を使う別の機会」を定着させるしかありません。そう、「恋愛じゃなくて○○にターゲットを絞ってもお金になるじゃん」と企業に考えさせるのです。例えば、「12月24日(もしくは25日)はキリストが誕生したことにちなみ、新しいアイデア/プログラム/サービスを生み出す日」としてしまってはどうでしょうか。12月24日、IT系の仕事をしている人々は、すべからく宿泊施設で合宿を行うのです。そして酒や豪華なディナーをむさぼりつつ、「何か」を生み出すことに没頭します。24日だけでも多額のお金が使われることになるでしょうが、この日にそなえ、様々な参考書やソフト・ハード類が買い込まれることになるはず。ここにめでたく「恋愛を超えるカネになるイベント」が登場するのです!!

……自分でも書いているうちによく分からなくなってきましたが、とにかく皆さま、メリークリスマス。

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