ウィルスと戦うヒーロー、実在します
「インターネット時代のニューヒーロー、ノートン・ファイター登場!」……いやいや、新しい子供向け番組ではなく、シマンテックの新しい販促キャラクターだそうです:
■ 日本のPCセキュリティを守る“戦士ノートン”参上 (ITmedia +D PC USER)
黄色いボウズマン……ではなく、あくまでもオリジナルキャラの「ノートン・ファイター」です。実は今朝の日経MJで紹介されていたのですが、ITmedia さんでは1週間も早く登場していたのですね。さすが!
で、なんでこんなヒーローを創り出したのという点ですが、日経MJの記事では「目に見えないウイルス対策の仕組みを伝えるため、ウイルスと戦うヒーローを設定した」と解説されています。確かにウィルス対策ソフトって、「本当に守ってくれるのかくれないのかよく分からない、しかしPCは重くなるし、しきりにアップデートの催促をされる」というイメージがありますよね。ヒーローとして擬人化することにより、親近感を感じてもらう効果が期待できるのでしょう(一部には揶揄する動きもありますが)。
しかし「ウィルスと戦うヒーロー」は創作しなければならない存在なのでしょうか?先日、アジャイルメディア・ネットワークのイベント「ウイルスバスター・ブロガーミーティング」に参加したことを書きましたが、その際トレンドマイクロのリージョナルトレンドラボで働く方にお話を聞くことができました。ウィルスのサンプル(検体)を確保する仕組み、ウィルスを解析して対抗策を取るまでの流れなどなど、興味深い話ばかり。犯罪化しているウィルスに対して、日夜努力している人々がいらっしゃることを知りました。
その姿は、まさしく「ウィルスと戦うヒーロー」。黄色い衣装もヘルメットも身につけてはいませんでしたが、冗談抜きで、非常にカッコイイ仕事だと感じました。ブログやSNSなどを通じて、彼らに生の声を語ってもらえば、新しいキャラクターを創造する必要はないのではないでしょうか?もちろん仕事の性質上、公にできない部分は多々存在すると思いますが。
考えてみれば、隠れたところで非常に重要な仕事をしている「ヒーロー」は、どんな企業にも存在するのではないでしょうか。そんな人々を紹介して、活動をPRしていくことは、彼ら自身のモチベーションアップにもつながると思います。あなたの企業の「○○ファイター」探しをしてみても面白いのでは?(ウチならさしずめ、「日立ファイター」ですか……なんだか重機みたいになってしまいました……。)