『チラシを受け取らないブロガーは、アルファになれない』
いきなりで失礼しますが、タイトルに深い意味はありません。いちおう「何事にも興味を示すようでないと、毎日ブログを更新するようにはなれない」というような意味もあるのですが、この仮説の真偽を問うことがエントリの目的ではありません。
最近、『○○する/しない■■は、××する/しない』という長いタイトルの本が目に付きます。あくまでも個人的に目に付くだけですので、以前からこの形式の本はあったのでしょうが、例えば
なんて本が出版されていますよね(最後のはちょっと変化球ですが)。つまりこの形式は、「○○する/しない■■」という部分が目標とすべき人、あるいは反面教師となる人になっていて、「××する/しない」という部分でその人になる/ならないためにはどうすれば良いかが示されているわけです。さらに「ご飯を大盛りにする」「ネットで売らない」「トイレのカギを気にする」など、ビジネスの成功には反する/無関係と思えるような内容が含まれていて、「おや?」と気を引くような仕掛けにもなっています。
誰しも「こんな人になりたい!(こんな人にはなりたくない!)」というような願望を抱くもの。その夢がちょっとした行動、しかもこれまで気づいていなかったような意外な行動で達成できるとすれば、これは話を聞いてみたい……という気にさせられますよね。なかなか上手いタイトルの付け方だと思いますが、ちょっと狙いすぎかな、とも思います。『ご飯を大盛りにする~』などは、この件が登場するのは本文中でほんの少しですし、『島田紳助のビジネス哲学』などというタイトルの方がずっと適切でしょう(インパクトはなくなりますが)。
ブログエントリのタイトルに「○○する~つの方法」など付けるとアクセスが集まりやすいことはよく知られていますが、最近流行りの書籍に習うというのも手かもしれません。しかし「タイトルばかり気にするブロガーには、固定客がつかない」なんてことになってしまったりして。