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YouTube でスターになろう

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人気サイトができれば、そこを利用して名を売りたいという企業・個人が出てくるのは当然のこと。YouTube とて例外ではなく、やはりというか、アクセスを不正に水増しする例が登場しているそうです:

YouTube“人気動画の作り方”──作為的アクセス増加で議論 (ITmedia News)

去年起きた「LonelyGirl15事件」は有名ですが(何それ?という方はこちらを参照して下さい)、その他にも機械的にアクセスを行うスクリプトを使うユーザーも存在しているとのこと。ソーシャル・ブックマークなどで働く力学と同様、一度「人気(最近アクセスされた回数の多い)ビデオ」として紹介されてしまえば、後は放っておいても人目が集まるわけです。YouTube は人気コンテンツの投稿者とプロフィット・シェアを始めるということですから、こうした「不正」な方法を使ってでもアクセスを集めたいという誘惑は強くなる一方でしょう。

一方こちらは、Wall Street Journal に掲載された「YouTube でスターになるには」という記事:

How to Be a Star in a YouTube World (WSJ.com)

「ウェブでスターになるための常套手段」として、以下の6つのルールが紹介されています。YouTube を念頭に置いての話ですが、ブログやポッドキャストなど、他のツールにも当てはまる話でしょう:

  1. 首尾一貫すること
    (内容が一貫しているコンテンツは、そうでないものに比べて成功する傾向がある。また規則的に新作をアップすること。)
  2. 一番乗りになること
  3. ニッチを見つけること
  4. 自分が持つネットワークを活用すること
    (オンラインのヒットはクチコミにかかっている。LonelyGirl15 などは、他人のビデオにコメントを残すなどをして、第1話の公開前から既にファンがいた。)
  5. プロのように作品を作ること
    (ウェブは素人っぽいコンテンツで溢れている。テレビ番組のようなクオリティにまで高める必要はないが、ヒットしたコンテンツは、ちゃんと磨かれたものだ。)
  6. 美しさは武器

どれも当然のことなのですが、それを徹底するのが難しいんでしょうね。プロですら視聴率を取るために「捏造」の誘惑に堕ちてしまうのですから、上記のルールを地道に実践するのは大変でしょう。しかし逆に言えば、基本を忠実に守れる人なら「YouTube でスターに」が夢ではないのかもしれません。

目的のためには手段を問わないか、はたまた正攻法で攻めるのか。違いはあれど、今後はこうした「○○で注目を集めるにはどうするか」的な指南がますます盛んになっていくのでしょうね。そのうち朝日新聞に「はてブでホテントリに載るには」なんて記事が掲載されたりして。初心者向けネット関連記事の多い、土曜版の「be」ならあり得るかも?

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