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WEB2.0 -- 伝播するのは失敗か、成功か

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とあるサイトで、「WEB2.0の格言」として掲げられていた言葉:

When all you do is copy others, you copy their mistakes, too.

他者をコピーすれば、その過ちまでコピーすることになる。

(Wisdump "A Web 2.0 Quote")

マッシュアップにより作られたアプリケーションの正確性は、それが参照したデータの正確性に依拠する(複数のサイトを参照していれば、ミスが起きる確率も高まる)。またブログなどのCGMでは、「面白い」と判断されたコンテンツが次々とコピー/参照され、誤りが誤りと悟られないままで伝わっていく(こんな風に)、などのような例を指しているのでしょう。確かに WEB2.0 時代の格言と言えるかもしれません。

ただし、これを悪と取るか、善と取るかは判断が分かれるようです。上記エントリのコメントには、こんなものがあります:

Mistakes are the best way to learn.
過ちは最高の学び場。

Mistakes pave the way to success.
失敗は成功への道。

日本語でも似たようなことわざがありますね。確かに失敗は、成功への種。多くの人の目に触れた方が、データに含まれる誤謬は早く発見されますし、誤りを誤りと知らずに発信してしまった人は、その後の行動を改めるでしょう。となると、WEB2.0 時代は誤りが即座に訂正される世界、と肯定的に捉えて良いのでしょうか?

幅広い方々のご意見を伺いたいところですが、僕は少なくとも、後者となることを信じたいと思います。

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