オルタナティブ・ブログ > シロクマ日報 >

決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

長寿の秘訣

»

朝日新聞の日曜版には、面白いウェブサイトを紹介してくれる「ぶらりネット」というコーナーがあります。昨日(2007年2月25日)の記事では、ラジオ番組『全国こども電話相談室』のサイトが紹介されていました:

全国こども電話相談室(TBSラジオ)

最近寄せられた質問と、それに対する回答がまとめられています。子供たちの質問は「火星に水はあるの?」「どうしてネコは高いところにのぼるの?」といった素朴なものから、「人間はどうして戦争するの?」「人間はなぜ生まれたの?」といった深いものまで、本当に多種多様。中には思わず「ハッ!」としてしまうものも(何かビジネスの種になるかも……なんてのはイヤらしい大人の考えでしょうか)。

こども電話相談室は40年以上も続く長寿番組で、のべ51万問を超える質問に答えてきたのだとか。最近はネットからも質問を投稿できるようになっているのですが、実は番組の時間内に答えられなかったものも、終了後に回答者が電話をかけて答えているそうです。僕はてっきり「番組の中で取り上げられた質問にだけ回答しているのだろう」と思っていたのですが、丁寧な対応を行っているのですね。

子供たちにとっては、放送されようとされまいと「質問に答えてくれる」ということが価値を持つわけですから、電話がかかってきたときの喜びは大きいでしょう。番組を20年担当されている、ディレクターの谷口良恵さんも「質問には必ず答えるという信頼が、番組が長く続いてきた理由でしょうか」と述べています。放送されなければ、答えようが答えまいが同じだ……と打算的な考えに陥るのではなく、「何が番組の提供する価値か」を考えて行動してきた結果、長寿番組としてこれまで続いてきたのではないでしょうか。

「おしゃれは見えない部分から」ではありませんが、見えない部分であっても手を抜かず、愚直に自らの価値を提供する。そんな姿勢を学んでいきたいものだと思います。それがどうして40年も続けられたのか、僕が子供のフリをして電話してしまいたいのですが……。

Comment(0)