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はかれる幸せ

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今日は仕事始め。正月休みでゆっくり休めた・・・と言いたいところなのですが、家族が体調を崩してしまい、看病ですっかり寝正月になってしまいました。従って(?)体重も倍増。新年早々、ダイエットが今年の目標になりそうな勢いです。

体重は体重計という、どこでも手に入る計測器具で量ることが可能なため、常日頃から意識される値です。ダイエットに取り組む人が多いのは、この「体重は簡単に確認できる」という事実も大きな一因でしょう。仮に体重計が非常に高価な装置で、逆に体脂肪計の方が一般的な器具である世界があったとしたら、ダイエットよりもメタボリック症候群予防の方が大きなビジネスになっているかもしれません。

この「計測可能にすることで、人々に行動を促す」という要素、様々な場面に応用が可能なようです。先日 ITmedia で、こんなサービスが紹介されていました:

睡眠時間を記録する「ねむログ」 (ITmedia Biz.ID)

単純明快、睡眠時間がWEB上で管理できるサービスです。「睡眠時間なんて計ってどうするの?」と言われそうですが、1週間だけでも記録をつけてみると、いかに自分が寝不足か明らかになります(逆に寝過ぎという人もいるでしょうが・・・)。また「本日のあなたの睡眠時間は○○の○○分です」という分かりやすい分量に置き換えてくれるので、「これじゃマズイかな」という気持ちになること請け合い(ちなみに今日の僕の睡眠時間は、サッカー3試合分でした)。体重計ならぬ睡眠計として機能することで、適度な睡眠時間を取るよう促されるはずです。

また今朝の日経産業新聞では、仕切り線の付いた弁当箱というものが紹介されていました:

■ 仕切り線付き弁当箱 バランスよく栄養摂取 (日経産業新聞 2007年1月4日 第20面)

静岡にあるイエロースタジオというメーカーが開発した弁当箱。主食・主菜・副菜のバランスが取りやすいように仕切り線が付いていて、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防ができるのだとか。これもバランスのよい分量を計測可能にすることで、人々に適切な行動を促す仕組みと言えるでしょう。

普段あまり計測しないもの、計測したくても簡単にできないものに「はかり」や「めもり」を用意する。それだけでなにげないモノに大きな付加価値を付けることができたり、新しいサービスとして展開できるのかもしれません。

Comment(2)

コメント

r

ライフログをとる上で、正否を握るいちばんのキモは
「記録が面倒臭くないか」というところではないかと思うのですが。
このサービスは、その根本的な面倒くささを解決していない、
それでいてデータ収集して商売したい思惑が
あまりにも露骨に見えてしまうというあたりが問題でしょう。

そういえば
東芝が自宅で使える睡眠計を開発したというのですが
いまだ製品化される様子がありませんね。
http://www.toshiba.co.jp/rdc/rd/detail_j/0410_01.htm
早く買いたい…

こういうデバイスと連動した生活診断サービスとかなら
ありかもしれません。

rさん、コメントありがとうございます。
>ライフログをとる上で、正否を握るいちばんのキモは「記録が面倒臭くないか」というところではないかと思うのですが。
仰る通りだと思います。その意味で、リンクしていただいた睡眠計などのような「入力装置の革新」が待たれるのでしょうね。そういった装置と連動した生活診断サービス、いいかもしれません。ちょっと「ポットの使用履歴で独居老人の健康状態を監視するサービス」を思い出しました……。

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