改めて、広告スペースは日々生まれている。
ようやくガソリンの価格が落ち着いてきましたね(それでも昔に比べれば、確実に値上がりしていますが・・・)。今回の高騰のおかげで、僕はすっかりセルフ式のガソリンスタンドを利用するようになってしまったのですが、最近はセルフ式が増えてきているように感じます。有人式をセルフ式に転換するスタンドも多いですし、今後もセルフ化の流れは続いていくのでしょう。
というわけで、昨日もセルフサービスのガソリンスタンドを利用したのですが、ちょっと面白いアイデアに気づきました:
給油ノズルの取っ手の部分、お分かりになるでしょうか(クリックすると拡大画像が表示されます)。ラベルが取れかけているのですが、「最近エアー点検しましたか?」というメッセージが貼られています。確かに給油中って手持ち無沙汰で、手元を見るかメーター(給油量と料金が表示される部分)を見るかのどちらかですよね。取っ手に広告を表示しておけば、注目してもらえる確率は高いでしょう。
アメリカに留学中、給油はほぼ100%セルフ式でした。なので幾度となく給油ノズルを手にとっていますが、こんな広告を見たのは初めてです。なので「なるほどなぁ」と感心すると共に、広告スペースは日々生まれているのだということを改めて実感しました。
Web 2.0 のおかげ(?)により、広告収入モデルが極めて一般的なものになりました。様々なものに広告が表示されることが当たり前になり、考えられるスペースは埋め尽くされてしまったかのようです。しかし、環境は常に変化するもの。変化を把握することができれば -- 今回の例で言うと、「セルフ式を利用する人が増えつつある」+「給油中は手持ち無沙汰」という情報を正しく理解できれば、「ノズルの取っ手」という効果的な広告スペースがあることを発見できるはずです。
変化は少しずつ生じるものなので、なかなか気づくのは難しいのですが。「セルフ式スタンドを使うようになった」などのように、最近するようになったことを改めて考えてみることが、重要なポイントを発見する手助けになるかもしれません。